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フラバンジェノールの活性酸素消去作用を確認

(株)東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、フラバンジェノール®のROS消去作用を確認し、第16回日本未病システム学会学術総会(2009年10月31日(土)~11月1日(日)、大阪市、千里ライフサイエンスセンター)において発表した。

フラバンジェノールは、同社の独自素材で、フランス南西部ランド地方を主体に植林された海岸松の樹皮から抽出される機能性素材。オリゴメリック・プロアントシアニジン(OPC)を主成分としたポリフェノールを豊富に含み、抗酸化作用や血流改善作用など様々な生理活性を示すのが特徴となっている。

今回同社は、神奈川歯科大学 李昌一教授との共同研究により、フラバンジェノールのROS〔注1〕に対する影響を検証し、in vitroおよびin vivoにおいて、ROSを消去する働きがあることを確認した。

同社は、これまでにもフラバンジェノールの抗酸化作用における作用機序を解明してきたが、今回新たに体内の酸化を引き起こす原因のひとつと言われるROSについての作用を確認した。

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■ 発表骨子

電子スピン共鳴(ESR)法〔注2〕を用いて、フラバンジェノールによるROS消去作用を測定した。

スーパーオキシドアニオン〔注3〕とヒドロキシラジカル〔注4〕を使い試験を行った結果、フラバンジェノールはROSを消去していることが確認された。また、紫外線を照射し体内にROSを発生させたマウスを用いて試験を行った結果、フラバンジェノールが生体内のROSを消去していることが確認された。

〔注1〕 ROS

スーパーオキシドアニオンやヒドロキシラジカルなど、様々な活性酸素の総称。普通の酸素分子よりも活性化された状態の酸素分子のことで、老化やがん化を促進すると考えられている。ROSとはReactive oxygen speciesの略称。

〔注2〕 電子スピン共鳴(ESR)法

ROSを測定する際によく用いられる試験方法。ESRとはElectron Spin Resonanceの略称。

〔注3〕 スーパーオキシドアニオン

ROSの一種。

〔注4〕 ヒドロキシラジカル

ROSの一種。活性酸素の中で最も反応性が強いといわれている。

2009年11月05日 12:34