(株)栄光社(京都府京都市、秋津博美社長)はこのほど、手指・皮膚の「洗浄・消毒スプレー」(指定医薬部外品)を新発売した。代理店を通じ、販売する。
同製品は、設置型ワンプッシュタイプのアルコール消毒スプレー。詰め替えスプレーを本体に設置する方式とすることで、片手で軽くプッシュする(写真)だけで洗浄液が噴霧され、使い勝手に優れる。
「新型インフルエンザの流行で、オフィスや飲食店でアルコール消毒を設置する場面を多く見かけるようになりました。しかし、ポンプタイプや霧吹きタイプは両手の使用を余儀なくされ、使わないことも多いのではないか、との疑問がありました。そうした中で、弊社の既存の技術を応用し、片手で手軽に使えることを考慮し、この製品は誕生しました」と同社南雅寿シニアマネージャーは説明する。
同製品のベースとなっているのは、同社が発売するワンプッシュ型の便座除菌クリーナー。同製品の利用者から「このタイプで消毒スプレーなどを直接手に噴射するものはできないものか」との声があり、技術を応用し実用化された。
本体背面の両面テープで壁面に設置したり、付属の簡易スタンドに装着して使用する。インテリアの邪魔をせず、空間を有効利用できるなど、使い勝手とともに設置場所を選ばず、利用シーンは幅広い。
今春の新型インフルエンザ上陸以来、予防の意識が高まっており、同社では、消毒アイテムの新定番としてオフィスや飲食店などへ拡販を図る。
同社はレンタルを推奨する(月額の目安コスト=1,260円)。価格はオープン。スプレー缶1本(240ml)で約350回使用できる。
