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資生堂が米自然派化粧品メーカー買収

資生堂は1月15日に記者会見を開き、 ミネラルファンデーション 「ベアミネラル」 で知られる米国の自然派化粧品メーカー・ベアエッセンシャル (本社∥カリフォルニア州) を買収することを明らかにした。 買収総額は約19億米ドル (1株あたり18・2米ドル) で、 買収後、 同社の連結子会社として、 現本社での事業を継続する予定だという。 

2006年に米国NASDAQ市場に上場しているベアエッセンシャルは、 08年12月期の売上高が5億5600万ドル、 営業利益は1億7500万ドル。 利益率は上場以来、 30%超を維持する優良企業で、 主幹ブランド 「ベアミネラル」 は、 米国のミネラルファンデーション市場で67%と高いシェア率を有し、 日本、 欧州、 中国でも展開している。 

会見で前田新造社長は、 ベアエッセンシャルを買収することで 「新たなブランド価値の獲得」 「流通・販売・研究開発面での強力な補完関係」 「北米における事業基盤の強化」 の3つのメリットがあると強調した。 今回の買収により同社は、 アジア、 欧州に比べて構成比の低かった米国で一気に巻き返しを図る。