ライオン(株)(東京都墨田区、藤重貞慶社長)は2010年2月26日、都内でヘルスケア情報懇談会を開催。専門家を招き、オーラルケアの重要性をアピールし、毎日の新習慣として“歯のビューティーエイジングケア”を提案した。
アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿院長で歯科医師の小川朗子氏は「ビューティーエイジングケアにおけるオーラルケアの重要性」のテーマで講演。歯科医療が、悪くなってからの治療から、悪くならないよう予防するケアへと移行し、さらに一歩の先の将来を見据えた本当の美しさの追求へと進んでいることを説明した。
その上で、美しく年を重ねるための実践法として、スキンケア感覚での丁寧なブラッシングを提案。口周りの筋肉バランスを整えることも大切とし、唾液の分泌を促進するフェイシャルエクササイズなどについて解説した。
ライオンは、ヘルスケア事業本部オーラルケア事業部の井上洋氏が同社新製品「プラチアス creamy up ペースト」について説明。独自のイオンクレンジング成分による高い“蓄積くすみ”除去効果、従来にないクリーミィな感触の泡などを有する同製品が、スキンケア化粧品では一般的な“エイジング美容”をオーラルケアでも実践するのに適しているとアピールした。
ユーザーの声として「泡が本当にきめ細かくクリーミィ」、「香りも味もとても上品」、「いままでにお手入れ感覚」「歯にもエイジングケアが必要だと思った」なども紹介し、“美容歯磨き”の必要性や潜在ニーズが高いことが、うかがわれた。
同社の調査でも7割の女性が「年をとるにつれて、歯のくすみが気になる」、9割の女性が「歯を美しくすることを意識して歯を磨いている」とのデータが出ており、オーラルケアに対する女性の意識の高さが分かっている。
昨今、美容分野ではパーツケアの潮流がある。歯については、意識は高いが実践が追いついていない実状があるものの、関連商品が充実しつつあり、オーラルケアの進化形として今後の伸びが期待される。