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レトルト対応ナイロンで攻勢

ユニチカ(大阪市中央区)は、レトルト対応ハイバリアナイロンフィルム「エンブレムNV」の需要拡大へ市場攻勢を掛ける。加熱・加圧によるレトルト殺菌処理後も保持するガスバリア性に加え、透明性・光沢など機能面を最大限に訴求し、金属缶、ガラス瓶、樹脂ボトルからの代替、構成見直しなどによるトータルメリットの提案で、今年度は昨年比倍増の年産100㌧、2013年度中には年産500㌧に事業伸長を図る。

「エンブレムNV」は、独自のコーティング技術で製品化された新タイプのボイル・レトルト用ハイバリアナイロンフィルム。高湿度条件下でも保持する酸素バリア性能に加え、ボイル・レトルト処理後も高バリア性を維持するのが特長。輸送や加工の際に受けやすい屈曲や伸張といった変形も酸素バリア性にほとんど変化はない。また「エンブレム」ブランドが持つ、強靭性、柔軟性、耐破裂性も比類ない特性を備えており、一般ナイロンフィルムと同等の機械特性、透明性、光沢を有している。

昨年から本格的に製品提案を開始。水物商品や野菜類のボイル用途などで採用実績を積み上げてきた。例えば煮豆類では賞味期限内でも退色が遅いといった色目変化が評価され採用にいたった。また透明蒸着PETと一般ナイロン、接着層の3層構成を、「NV」と接着層の2層化へと構成ダウンが図れ、コスト低減、環境配慮性を評価して導入されるケースもあり、年産50㌧近くまで出荷実績を伸ばした。

今後は他の包装形態からの代替化や、構成見直しによるトータル的なコストメリットの提案を営業戦略に、新たな需要分野に向けて周知拡大を目指す。

同社では、「レトルトパウチの内容物の視認性や、金属探知機にかけるなど“安全・安心”のための品質保証整備を望む声がますます強まっている。透明性が高く、殺菌処理後も高いガスバリア性を維持するエンブレムNVの営業展開を強め、まず年内中に2億円規模まで出荷実績を伸ばしていきたい」としている。

2010年03月09日 13:20