ファルマボタニカ(株)(東京都千代田区、遠藤隆司社長)はこのほど、新事業としてアロマテラピーを活用した空間デザイン「バック・グラウンド・アロマTM(BGA)」サービスを開始した。同社がアロマテラピートリートメントサロン「ensecret(アンスクレ)」の運営を手がけることになるのに伴いスタートした。
同サービスは、アロマテラピーを活用して店舗空間をデザインし、リピーターの獲得、ブランド力向上に結びつけるのが特徴。既に美容室やクリニックなどで導入が決定しており、今後は、アパレル店、企業オフィス、トリートメントサロン、整体院などの業態に対しても展開を図る。
「その場の雰囲気にあったBGMは良く記憶に残りますが、“香り”はそれ以上にその場にいる人の意識にダイレクトに働きかけ、記憶を残します。BGAは、この“香り”という要素を活用して店舗の魅力を引き出し、しっかりと来店者の記憶に残すことで店舗のブランディングをサポートするサービスです」と同社担当者は説明する。
導入の際には、同社の英国IFA認定国際アロマセラピストがヒアリングを行い、オーガニック原料を使用したアロマオイル(精油)を使用して、店舗のイメージやブランドにあったその店だけのオリジナルの香りをブレンドする。
ショップオリジナルのブレンドオイルは、小ロットでボトリングにも対応。ショップのオリジナル商品として販売することも可能だ。
BGAの導入コストは、店舗の広さや営業時間にもよるが、小規模の店舗であれば月額1万円前後から導入可能。同社はメーカーとして安価に精油を用意できるため、多くの場合、店舗が独自にアロマテラピーに取り組むよりも低コストになるという。
また、同社ではBGAの導入店舗に対してアロマ商材の物販も同時に展開することも提案しており、一定数量の物販商品を同時導入する場合には、ディフューザー(芳香拡散器)のレンタル料・オリジナルブレンドデザイン料は無償サービスとなる。