カネダは、 化粧品や医薬品、 食品、 化学品などそれぞれの専門分野をもつ 「専門商社の集合体」 として、 「食・健・美と環境」 を見据えた商品を提供している。
今年は、 中期3カ年計画の集大成となる3年目を迎える。
「近年、 業界問わず、 環境コンプライアンスへの取り組みが本格化しており、 『省エネ』 や 『エコ』 をキーワードとする各事業部とのコラボレーションによるトータル提案がうまく機能している。 1期、 2期ともに計画以上の実績が得られた」 (同社)
化粧品事業部においては、 国内外より取り扱う約4000品種の原料をデータベース化して、 幅広いニーズにフレキシブルに対応できる体制を築いている。
創業以来の主幹カテゴリーである油脂・オイル関連の原料を基軸に、 トレンドやニーズを捉えた新規原料のラインナップを強化している。
中でも、 ナノエッグ社の 「ナノキューブ」 と 「モイスチュアキューブ」 は、 「取り扱い開始から3年目を迎える今年は収穫の年」 (同社) と、 これまでの活動が成果として表れる期待の原料の1つに位置づけている。
また今年は、 フィンランドのザハトレーベン社より取り扱いを開始した 「超微粒子タイプ」 と 「顔料級」 の2種の酸化チタンをはじめ、 機能的な紫外線吸収剤を積極的に紹介している。
「粉体などメーク関連の原料の提案を強化し、 スキンケアからベースメーク、 メークアップまで含めたトータル提案力を高めていく」 (同社)
近年のトレンドの1つである自然派化粧品に関しては、 DSMニュートリションジャパン社のエコサート認証各種植物エキスに加え、 新たに英国アースオイル社のオーガニック植物オイルも品揃えし、 国内外の植物および植物由来の機能性原料を紹介しているという。
自社ブランドとして 「医薬品グレード」 も展開する流動パラフィン 「ハイコール」 シリーズは、 専用のGMP対応工場およびタンクローリーの保有による製造から配送までの徹底した管理体制を構築しており、 品質にプラスαの付加価値サービスとして提案している。