化粧品受託製造を展開するコスメサイエンス の関連会社で、独自ブランドをセルフ市場向けに展開しているドクターエルウィンはこのほど、海外の自然派化粧品を日本の総販売代理店として卸売販売する部門を立ち上げ、 その第1弾製品としてフランスのオーガニックコスメブランド「ナチュラルアール」を、11月30日から首都圏のバラエティショップやドラッグストアを中心に発売している。
販売している製品は、 「ナチュラルアール オーガニック フェイスクリーム」(50mL2600円)と「同ボディクリーム」(200mL2800円)、「同ハンドクリーム」(50mL1400円)に、肘や膝などの極度に乾燥した部位へのひび割れ対応クリーム「同 ラフスキンケア」(15mL1800円) の4品。「ナチュラルアール」は、配合成分の99%以上が自然由来の成分で構成され、仏のオーガニック認定機関「ECOCERT(エコサート)」が管理する厳格な基準「COSMEBIO(コスメビオ)」を取得している。
高地に生息する植物で、抗酸化力や保湿力などに優れた「エーデルワイスエキス」と、皮膚の保護機能などをもつ「シトラスマリンエキス」、ビタミンやミネラルなどを豊富に含み高い水分保持力を発揮する「サボテンエキス」のほか、深層海洋微生物発酵エキスの 「アンタルティシン」 という4つの自然派原料を共通成分として配合した。
コスメサイエンスや、関連会社で訪販や通販などの多チャネルで自社ブランドを展開しているドクターベルツが好調な業績を見せる一方、ドクターエルウィンは近年、 商品や流通施策が固定化できずに苦戦している様子が伝えられていた。このため、石渡悦堯社長は新ブランドの立ち上げを含めて巻き返しに着手する考えを明らかにしていた。