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岡山の自社農園オリーブ活用したご当地コスメの人気が急騰

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地元に根ざした、こだわり満載の優良コスメ。そうした“ご当地コスメ”がいま、注目を集めている。昭和24年創業の岡山の老舗メーカー「日本オリーブ」(岡山県瀬戸内市、服部恭一郎社長)のオリーブ果汁水は、この5年で売上が約3倍に伸長。全国区となったいまも毎年売り上げを伸ばし続けている。

ご当地グルメならぬご当地コスメ。その土地ならではの成分を使った化粧品のことで、知る人ぞ知る高い商品力が、“肌の肥えた”コスメマニアをうならせている。現地でしか手に入らない希少性や価格が手ごろなことなども人気に拍車をかける要因となっている。

日本オリーブの人気商品「オリーブ果汁水」は、当初年間1万本ほどの売れ行きだったが、旅行者が土産物として購入し、リピーターとなるなど、徐々に全国に利用者が拡大。通販、全国のドラッグストアでの取り扱いが始まると人気に火がついた。

「日本オリーブは、1973年に世界で初めてオリーブ果汁配合化粧品を発売したメーカーで、2000年にはオリーブ果汁を天然保湿成分として国際化粧品原料に登録しています。いわゆる“ご当地コスメ”の中でも自社農園でオリーブを生産するなど、地元密着へのこだわりが強く、それゆえに知る人ぞ知る存在にとどまっていた側面もあるかもしれません」と同社PR担当は説明する。

今では全国で入手可能となったが、地元岡山重視の姿勢に代わりはない。2011年1月12日に岡山高島屋に同社のブランド「オリーブマノン」の販売コーナーをオープン。同シリーズをはじめ、「マイオリーブ」シリーズ、「リラセラ」シリーズなど、約150アイテムを揃える。

製品ラインナップも着実に充実してきており、3月1日には「オリーブマノン」シリーズから「ピュアスクワラン」が本格発売される。同製品は、オリーブ果実から抽出した天然保湿成分「オリーブスクワラン」100%(スペイン産オリーブ由来)の完全無添加の天然美容原液。高い保湿浸透効果で、肌に潤いを与え、肌荒れや乾燥を防ぐ。

製品の税込の希望小売価格は3,150円(35ml)。同社の売れ筋「オリーブ果汁水」は1,050円(180ml)。