ANZU KLIMERS(株)(東京都千代田区、山本暢社長)はこのほど、北欧・フィンランド産の水生植物由来ピート(泥炭)「Finn-Landia」を発売開始した。エステティックサロン、ネットショップで販売するほか、医療機関などへも展開を図る。OEMにも対応する。
同製品は、フィンランドの湖底に繁殖した水生植物が約1000年もの歳月をかけ堆積したピート。天然有機ミネラル成分、セルロース類などを含有し、毛穴の汚れを落とし、ツヤ・ハリ、そして潤いを与える。
「ピートに出会ったのは昨年。北欧で肌トラブルに悩む人々を救っているのを知り、日本に入れるべきと感じた。天然であることによる肌へのやさしさがありながら、短時間で効果をもたらす。とにかく一度使ってみればその良さが良く分かります」と自身も愛用しているという同社・山本社長は力説した。
配合成分は、98.60%がピート。その他に、無害の防腐剤として銀コロイダル0.40%、乾燥防止にコムギ胚芽油0.98%、香料としてラベンダー油、ティーツリー油をそれぞれ0.01%配合する。天然ピートのよさを最大限に引き出すために人工のものは一切使わず、その量も最小限に抑えている。
泥パックと似ているが、大きく異なる。泥や粘土が無機物であるのに対し、ピートは有機物。その中でも同製品は、フミン酸、フルボ酸を豊富に含有する。ともにアミノ酸、ミネラルなどが結合した成分で肌に潤いを与えるとされる。さらにペクチン、セルロース、植物ステロイドなどの天然有機成分を含有する。
また、腐植化率が、最適といわれるH8でパックに使用する上でも最高グレードの品質となっている。現地の5つ星ホテルでは、同じ産地のピートを使った全身パックが、人気のスパメニューになっているという。
使い方は、まず、ピートをビニール袋などに入れ、約40度に温める。洗顔後、肌が隠れるくらいに塗布し、乾燥しないようラップなど覆い、15分~20分置く。その後、ぬるま湯で洗い流す。浴室内で行うと乾燥しにくく、効果的という。ピートバスとして使用できるため、そのまま浴槽で洗い流しても問題ない。
実際にモニターとして使用した人は「すごく保湿された感がある」、「すごいしっとりしている」とその保湿力に驚きの声を上げていた。フェイスパック以外にも、ボディパック、ヘアパック、レッグパックなど、全身に使え、自宅で手軽に“高級エステ”が楽しめる。
雄大な大自然と5000年以上にも及ぶ歳月が育んだ天然の恵みであるピートは、北欧では皮膚トラブル改善のために医療現場でも活用されており、その存在は広く知られている。既に一部エステでの導入が内定しているが、同社では、その優れた製品力を訴求しながら、新たな美容商材として、同製品の拡販を図る。
製品の税込価格は、9,450円(500g)。業務用の1000gは1万7,325円。