アジア最大の食品・飲料ビジネストレードショー「FOODEX JAPAN2011(第36回国際食品・飲料展)」(主催:(社)日本能率協会ほか)が2011年3月1日、千葉・幕張メッセで開幕した。世界64ヶ国・地域から約2,450企業・団体が出展する。
会場には悪天候にもかかわらずバイヤーなどが多数来場。食産業を取り巻く環境が厳しさを増す中、初日から場内は熱気に包まれた。
今回、健康美容関連で、新たに「ヘルシー&ビューティーコーナー」が新設された。従来のオーガニック・健康食品を集めた「Well-Food展」に、「健康と美容」に配慮した製品を展示・提案するもので、13社・団体、13小間が出展し、低カロリー食品、メタボ対策食品、美容ドリンクなど、食品ながら機能性の高い製品などが並んだ。
海外輸出向け国内食品企業ブースが集結した「MADE IN/BY JAPAN」コーナーでは、100%国産大豆を使用した“腐らない豆乳”が注目を集めた。イマジン(愛知県名古屋市)が特許製法で大豆のおいしさを損なうことなく生のまま粉末化に成功した「大豆サポニンのチカラ」で、同社では同製品で拡大する世界の豆乳市場に挑むという。
全体で目立ったのは、台湾ブース。台湾貿易センターを通じ、大規模な団体を結成し、過去最大規模の100社が「台湾館」へ出展。マスコットを引きつれ、「安全、美味、健康」を訴求し、日本市場へのさらなる輸出拡大に力を入れていた。
同イベントは3月4日までの4日間行われ、期間中、フードサービス、小売、商社、卸、メーカー、ホテル関係者など、約8万人の来場が見込まれている。入場料は5,000円(招待券持参の場合、無料)。