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有機専門の国際見本市が開幕

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有機専門の国際見本市「第11回BioFach Japan-オーガニックEXPO」(主催=ニュルンベルクメッセ:NM)が2011年11月1日、東京・江東区の東京ビッグサイトで開幕した。3日まで3日間行われる。

今年2月の開催発表から1ヵ月後に東日本大震災が起こり、一時は中止も検討された同イベント。過去最大規模となった昨年に比べ、海外からの参加国、出展数ともに減少したが、無事開催にこぎつけ、初日から多くの来場者が訪れた。

「今年は、3月の大震災が日本全国に想像を絶する困難課題を突きつけた。現時点でオーガニックセクターへの影響を評価するのは困難だが、健康的なものを食べることへの新たな自覚を生み出し、自分の体と食べ物に留意する契機になるかもしれない。このビオファジャパンがそうした製品を紹介し、経験を交換する格好のプラットフォームになることを希望する」と主催のNM・イベントディレクターのフランク・ベンヤコブ氏は期待を寄せた。

実際、同イベントについては、出展数こそ減少したが、ビジターのWEB事前登録者数は昨年の倍以上となっており、昨年以上の盛況が見込まれている。

世界的にもオーガニック市場は安定的に拡大しており、世界最大のマーケットである北米では、有機農産物部門が慣行食品市場の1%に対し、その8倍となる8%の伸びを記録している(OTA,Organic Industry Survey 20111,USA)。オーガニック大国ドイツでも2011年上半期の有機食品の売上高が8%増加している。

同イベントは、オーガニックコットン、オーガニックコスメ、有機食品関連の企業が一堂に会する有機専門の国際見本市。今回は震災支援の特別イベントも行われる。3日間で来場者2万人を見込む。

2011年11月01日 18:58