健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

高齢社会を迎え「自宅で膀胱内尿量を確認できる家電」を発売/リリアム大塚

大塚製薬グループの株式会社リリアム大塚は、排尿でお困りの方やそのご家族、介護職員の方に対し、膀胱の尿のたまり具合を簡単な操作で確認することができる製品「リリアムスポット」を 12 月に新発売する予定です。

20181102_r01.jpg

リリアムスポットは、膀胱の位置に超音波を当てることで、いつでも手軽に、尿のたまり具合をメモリ表示で確認することができるヘルスケア家電です。また、初めて使用される方にも使いやすいよう音声ガイダンス機能を搭載しています。使用時には、新たに開発した専用液を用いることで、ふき取りの手間もありません。

どなたでも手軽にご購入いただけるよう、大塚製薬の公式通販「オオツカ・プラスワン」にて販売を行います(11 月 15 日から予約受注を開始する予定です)。超高齢社会を迎え、介護現場では排泄ケアのニーズが高まっています。

超音波により排泄タイミングを予測する医療機器「リリアムα-200※1」を 2015 年から販売しているリリアム大塚は、これまで培ってきた医療機器開発・製造ノウハウを生かし、医療従事者のみが使用できる医療機器ではなく、排尿でお困りの方ご本人やそのご家族、介護職員の方も手軽に使用できる新たな製品の開発を行っていました。

排泄ケア領域のエキスパートである西村かおる氏(NPO 法人日本コンチネンス協会 ※2会長)は次のように述べています。「介護施設の入所者がご自宅に戻れるかどうかは、ご自身で排尿できるかがポイントとなり、その方の自立を考える上で極めて重要な要素となっています。

介護現場や在宅で活用できるヘルスケア家電が、排尿ケアが必要な方の排尿自立の促進に貢献し、住み慣れた自宅で尊厳をもって生活する一助になることを期待しています。」リリアム大塚の代表取締役社長 白﨑功は次のようにコメントしています。

「排尿ケアの現場でお伺いしたニーズを踏まえ、シンプルな操作性を実現し、できる限り価格も抑えて製品化しました。本製品が介護施設やご家庭で活用され、介護の効率改善や負担軽減、要介護者の QOL 向上に貢献することを期待しています。」

※1 リリアムα-200
リリアム大塚が開発し 2015 年11月から販売を行っている膀胱用超音波画像診断装置。超音波により無侵襲で膀胱内尿量を可視化する医療機器です。本製品は、膀胱内尿量モニター(残尿測定または 24 時間定時測定)による包括的な膀胱機能評価が行え、尿道留置カテーテル抜去後やおむつ外しのための排尿ケアに有用です。排尿自立を支援し在宅復帰を促進するツールとして期待されています。

※2 日本コンチネンス協会
1989 年 3 月に設立された「失禁勉強会」を母体とし、2009 年 4 月に設立された NPO 法人。すべての人に対して、排泄障害の予防や治療および適切なケアマネジメントの推進に関する、支援、教育、情報収集管理と提供、調査研究及び開発、広報、社会への提言事業を行い、すべての人が気持ちよく排泄できる社会づくりに寄与することを目的としています。

製品名 (型式)/リリアムスポット (S50C)
オオツカ・プラスワン価格/90,000 円(税抜き)
重 量 / サイズ/160g / 45(W)×40(D)×150(H) mm
電 源/内蔵充電池 (micro USB ケーブル付属)
製品概要/膀胱の位置に超音波を当てることで、いつでも手軽に、尿量をメモリ表示でチェックすることができるヘルスケア家電です。

【詳細は下記URLをご参照ください】
株式会社リリアム大塚  2018年10月31日【PDF】発表
株式会社リリアム大塚  ホームページ

2018年11月02日 11:38