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IHM、ナノ型乳酸菌2原料の新知見紹介

SNKはタンパク質消化酵素活性上昇、nEFはオリゴ糖と併用による短鎖脂肪酸増加を確認-

株式会社IHM(東京都品川区)が取り扱う植物性ナノ型乳酸菌SNK®(以下、SNK)および、ナノ型乳酸菌nEF®(以下、nEF)について、大学機関およびナノ型乳酸菌原料の製造元である有限会社バイオ研との共同研究により、新たな知見を確認した。

■ SNKによるタンパク質消化酵素活性の上昇(岡山大学大学院との共同研究)
タンパク質分解の最終段階を担う消化酵素アミノペプチダーゼは、加齢により活性が低下するとの報告もあり、タンパク質吸収においては重要な因子の一つである。そこで、本研究ではSNKが小腸のアミノペプチダーゼ活性に影響を与えるのか検証した。

通常食を与えた若年マウス群(対照)と、高齢マウス群(対照)に加え、SNK投与した高齢マウス(SNK添加)を12週間飼育後、空腸および回腸から粘膜を回収し、アミノペプチダーゼ活性を測定した。その結果、空腸、回腸のどちらも若年マウスと比較し、SNKを添加した高齢マウスは若年マウスよりもアミノペプチダーゼ活性が上昇した。また、通常食の高齢マウスにおいては、アミノペプチダーゼ活性は低下していた。

SNKの利用は食事中のタンパク質を効率よく吸収し、サルコペニアやフレイルのきっかけとなる低栄養の予防効果が期待できること、さらに、アミノ酸やプロテインなどとの併用や運動を組み合わせることでの相乗効果が期待できる。尚、今回の試験では食事量や、体重、脂肪重量などに変化はみられなかった。一方で、SNKを摂取した高齢マウスは骨髄由来のマクロファージの貪食能が向上したことから、SNKによる免疫反応が消化酵素活性の向上に影響を与えたと考えられる。

■ nEFとオリゴ糖の併用による短鎖脂肪酸量の増加(兵庫県立大学との共同研究)
酢酸、プロピオン酸、酪酸といった短鎖脂肪酸は大腸内のエネルギー源になるほか、インスリン抵抗性の改善やインスリン分泌促進ホルモン、GLP-1の分泌促進など糖代謝にも関連し、腸内環境の改善は糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防にも有効となる可能性が示唆されている。オリゴ糖などの難消化性成分の摂取は短鎖脂肪酸量が増加することから、本研究ではnEFとオリゴ糖を併用することにより、相乗効果がみられるのかを検証した。

マウスを3群(普通食(Control)、普通食にオリゴ糖を追加(オリゴ糖)、普通食にオリゴ糖とナノ型乳酸菌を追加(オリゴ糖+nEF))に分け、3週間摂取させた後、マウス盲腸中の短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)量を分析した。その結果、すべての短鎖脂肪酸において、nEFを加えたことでオリゴ糖単体より高値を示し、相乗効果が認められた。


nEFは、「便秘気味の方の腸内の酪酸産生菌の割合を増加させることにより腸内環境を改善し、便通改善に役立つ」旨にて機能性表示食品届出を受理した殺菌乳酸菌原料である。独自の製造方法により分散性に優れており、感染防御能などの有効性に影響を与える旨についても科学雑誌「PLOS ONE」に収載されている。

株式会社IHMは、今回の新知見をもとに、SNKでは高齢者やアスリート向けの製品、nEFではオリゴ糖とともに配合することで免疫向上や生活習慣病予防などを目的とした製品設計の提案を積極的に進める。

2022年02月03日 09:55