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IHM、植物性ナノ型乳酸菌SNK「抗ストレス」でのSRが完了

株式会社IHM(東京都品川区)が販売している加熱殺菌乳酸菌原料「植物性ナノ型乳酸菌SNK®」について、抗ストレスでのSR(システマティックレビュー)が完了しました。同社は来春頃までに自社製品での届出受理を目指します。

植物性ナノ型乳酸菌SNKは、長野県木曽地方で伝統的に食されてきた無塩の漬物「すんき漬け」を由来とした乳酸菌(Lactiplantibacillus plantarum※1)。グラム2兆個を規格しており、同SRの摂取量は1日あたり1000億個(原料換算:50mg)です。

想定されるヘルスクレームは、「本品にはLactiplantibacillus plantarum SNK12株が含まれます。Lactiplantibacillus plantarum SNK12株には、仕事や勉強などに伴う一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスを緩和する機能があることが報告されています。同品は、健常者で一時的な精神ストレスが気になる方に適した食品です。」としています。

<同SRの根拠となる論文内容>
健康な20歳以上の男女66名を対象に、試験参加者の現在の気分の状態を評価するため、被験者をプラセボ、SNK摂取群(1000億個および3000億個/日)に分け、それぞれを28日間毎日摂取しました。摂取前と摂取4週間後のストレス負荷(内田クレペリン検査)後にPOMS2心理評価※2を行い、主要アウトカムとしてネガティブな総合的気分状態を表すTMD得点を測定しています。
その結果、プラセボと比較しSNK摂取群のTMDは有意に低値を示し、一時的なストレス負荷から生じるストレスを緩和しました。POMS2の【怒り-敵意】【混乱-当惑】【抑うつ-落ち込み】【疲労-無気力】【緊張-不安】のネガティブな要素の項目においてもSNK摂取群はプラセボ群と比較して低値を示し、さらに、客観的指標として設定した自律神経(LF/HF比)やストレス時に高くなる唾液コルチゾールについても、SNK摂取群はプラセボ群と比較して低値を示しました。

※1)旧名称:Lactobacillus plantarum
※2)TMDに加えて、【怒り-敵意】【混乱-当惑】【抑うつ-落ち込み】【疲労-無気力】【緊張-不安】【活気-活力】 【友好】の7つの尺度を用いて所定の時間枠における気分状態を評価するプロフィール検査

2022年10月11日 10:27