エステ業界向け【業界専門新聞発行事業】の事業譲渡について

エステ／美容系ポータルサイトを運営する株式会社クエステック（東京都港区、代表取締役：花上哲太郎、以下「クエステック」）は、JASPA株式会社（東京都新宿区、代表取締役社長：松下正幸）が発行するエステ業界最大級の発行部数を誇る業界専門新聞である『マンスリー・プログレス紙事業』を買収したことを発表します。

ブライダルエステ予約サイト（花嫁エステ：http://www.brides-esthe.jp）など美容・エステ系Webメディアを複数運営するクエステックでは、主にエステサロン経営者向けに発行されている業界新聞を取り込むことにより、自社サービスの拡大を目指すと共に、情報面からもサロンの集客を支援し、サロンオーナーとのコミュニケーションを強化し、ポータルサイト事業と新聞発行事業とのメディアミックスにてサロンオーナーに対し総合的にマーケティング支援サービスを提供するため、この度業界大手であるマンスリープログレス紙の買収に合意し、事業譲渡が完了したことをお知らせ申し上げます。

＜記＞

■事業買収の狙い

現在、未曾有の不況と言われる中で美容系サロンの経営も、非常に苦しい状況におかれております。一般に広告による集客が中心となっている美容系サロンでは広告費の圧縮が直接的に売上減少につながるケースが多く、広告以外での集客手法が強く求められています。

また、これまでエステサロンの多くは割賦販売を中心とした営業をおこなっていましたが、近年では都度払い方式での営業を行うサロンが増加し、今後その流れは更に増加し業界のビジネスモデルの転換期であると認識されております。

しかしながら、各サロンでの対応状況は芳しいものとは言えない面が多く、その背景としてビジネスノウハウにおける情報面の不足が掲げられます。

多くのエステサロンでは、施術スキルの向上を目指し積極的に新技術やサービスの拡充に取り組んでおり、顧客サービスの満足度を高めることに対しては十分な情報や対応がとられておりますが、新規顧客を獲得するための基礎的なマーケティングノウハウや、新らたな手法を習得するための情報には圧倒的に不足しております。

そこで、当社では業界紙の買収により積極的に集客ノウハウや事例、集客アイテムに関する情報の提供をおこない、サロン独自で取り入れることが可能な集客手法に関する情報提供に力をいれ、自社サービス（ポータルサイト）を補うと共に、オーナーとのコミュニケーションを強化、相乗的な発展を目指す計画を考えております。

■戦略的な意義

マンスリー・プログレス紙は、エステ業界紙の中でも最大級の発行部数を誇り、広告レスポンス率の高さでは特に定評のある媒体です。そこで当社ではこの媒体資産を礎として紙面クオリティを向上させ、更に閲読率の高い媒体に育成します。また、新聞発行事業をサロンオーナー向けポータル事業として自社の中核事業に位置づけ、一方通行的な情報提供に終始せず、今後はメーカー及び各サービスプロバイダーとのアライアンスを積極的に行い統合的な集客支援事業を展開する予定です。

■取得費用

事業買収に関する取得費用は、非公表とさせていただきます。

■日程

2009年4月10日　取締役会決議

2009年4月30日　事業譲渡日

2009年6月10日　譲渡後初回発行（マンスリープログレス7月号）

■当社概要

社名：　株式会社クエステック

略称：　クエステック（QuesTech）

旧社名：　朝日クエストテクノロジーズジャパン株式会社（2007年社名変更）

代表取締役：　花上哲太郎

本社所在地：　東京都港区六本木6–8-10 　STEP六本木ビル WEST