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中学生・高校生のための生活リズム見直しサイト

発達神経科学に基づき生活リズムや睡眠の大切さを訴える活動を行っている、子どもの早起きをすすめる会(代表:和洋女子大学人文学部発達科学科 教授:鈴木 みゆき)は、中学生や高校生を対象に生活リズムの大切さを知ってもらうためのサイト、「生活リズム甲子園」を開設いたしました。

生活リズム甲子園URL: http://www.rizumu-koshien.jp/

■開設の背景

近年、社会の夜型化に伴う子どもの心身への影響が明らかになり、教育の場で生活リズムが改めて注目されています。ヒトの体は昼には昼働く、夜には夜働く仕組みがあり、体温やホルモンのリズムがそれに基づいてプログラムされており、その仕組みに合った生活をしないと、体や心をよりよく発達させることができなくなってしまいます。

この数年、子どもたちの生活リズムに関する教育は、主に乳幼児や小学生を中心に展開されてきました。しかし財団法人日本学校保健会の調査(平成18年調査)でも、睡眠不足を感じる子どもの割合は、小学校高学年で男子35%、女子43%なのに対し、中学生では男子57%、女子67%、高校では男61%、女子70%と、児童よりも中学、高校へと進学するにつれて、多くなっているのが実情です。

また、これまで中学生・高校生に向けた生活リズムに関する教材がありませんでした。

このような背景から、中学生や高校生が生活リズムの大切さを知る教材として「生活リズム甲子園」を開設いたしました。

■本サイトの特徴

ただ、早起き・早寝しなさい、と言うだけでは中学生・高校生には通用しません。睡眠不足や生活リズムの乱れが体や心にどのような影響を及ぼすのか、きちんと知ることが、生活の見直しのきっかけとなります。本サイトでは以下のようなコンテンツを通じて、エビデンスを中高生に伝えて参ります。また、学校や教育施設でもご活用いただけるよう、クイズなどのPDFデータのダウンロードが可能です。

<本サイトコンテンツ>

●「生活リズムセルフ診断」

まずは自分自身の生活リズムを知ることから。設問に答えると、自分の生活リズムの状態についての判定が出ます。

●「知っ得?!生活リズム辞典」

体のリズムの仕組みを会の医師がわかりやすく解説。自分自身ではっきり自覚していなかった体調の不調と、生活リズムの関係を理解させ、生活リズムの大切さを納得させます。

(子どもの早起きをすすめる会の中学生向け講演の様子(動画)もご覧いただけます)

●「生活リズム甲子園(入門編、上級編、携帯編)」

中学生・高校生に特に知ってほしい生活リズムの知識と、夜更かしなど中学生・高校生の生活に影響を与えている携帯電話との付き合い方に関する知識クイズ。点数を都道府県別、また個人別にランキングし自分のポジションを把握することでやる気を促す参加型クイズです。

(PDFダウンロードデータあり)

●「著名人生活リズム大公開」

スポーツジャーナリストやフードコーディネイター、モデルなど、様々な分野で活躍するプロが登場。美容や知力アップ、運動などで活躍するプロの目から見た生活リズムの大切さを語っていただくインタビューコーナーです。

◆主催団体「子どもの早起きをすすめる会」について

発足   :2002年

会の事務局:〒272-8533 千葉県市川市国府台2-3-1 和洋女子大学東館12F

発起人  :和洋女子大学人文学部発達科学科 教授 医学博士 鈴木 みゆき

東京ベイ・浦安市川医療センター センター長 医学博士 神山 潤

埼玉医科大学総合医療センター 小児科 医学博士 星野 恭子

生活リズムに関する情報サイト「早起きサイト」の発信、全国各地での講演やシンポジウム、出版、マスコミでのPRなどの活動を行っています。実際にヒトにどのような影響があるのか、子どもの早起きをすすめる会では、科学的なエビデンスに基づき、生活リズムが軽視されがちな現代社会に警鐘を鳴らす活動をおこなっています。

ホームページ「早起きサイト」: http://www.hayaoki.jp/

 

2010年02月01日 12:13

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