花王株式会社(社長・尾崎元規)は、2010年4月23日、『ヘルシアウォーター』“歩くを応援”プロジェクトの活動をスタートいたします。
生活習慣病の予防を目的として、2008年4月、国の保健制度「特定健診・特定保健指導」がスタートしてから丸2年が経過いたしました。花王では保健制度開始に合わせて、この2年間の消費者の健康に対する意識や行動の実態およびその変化を5回にわたり調査してまいりました。2010年の最新の調査結果では、30~69歳男女において、健診結果の体脂肪関連の数値を気にする人は70%前後と高く、生活習慣病予防のために具体的な対策を実施している人は39%にのぼります。また、運動習慣の対策としては「なるべく歩く、階段を使う」人が61%と最も高い割合となっています(20~69歳では58%)。(花王調べ2010年3月)
その一方で、国の国民健康づくり運動「健康日本21」が、理想としている1日1万歩の基準には達しておらず、男性は約3千歩、女性は約4千歩不足、と大きな乖離がみられます。(厚生労働省「平成20年国民健康・栄養調査」)
花王は今後、日本各地で実施されるウォーキングイベントへの協賛や、ホームページ、モバイルサイト、ツイッター等の企画を通じて、歩くことの有用性や意義などを広く消費者の皆さまにお伝えし、“歩くを応援”する活動を進めてまいります。
■プロジェクト活動概要
【主な活動内容】
(1)社団法人・日本ウォーキング協会主催・共催のウォーキングイベントに協賛いたします。
<主な地域と日程予定>
4-6 月:愛知/宮城/東京/大阪/北海道
9月:兵庫/神奈川/広島/福岡、ほか。
(2)テレビCM、交通広告、ホームページ、モバイルサイト等を活用し、商品情報のみならず、歩くことを日常生活に取り入れるきっかけづくりと継続に役立つ情報を提供、“歩くを応援”いたします。
■特定健診・特定保健指導義務化導入後の消費者の健康意識と行動、実態調査概要
【調査時期と対象者】
2010年3月、20~69歳男女 1,030名(特定健診の対象者の30~69歳 824名)
【調査方法】
WEB調査、首都圏(1都3県)
【調査結果】
(1)特定健診、健康診断の結果、多くの人が体脂肪関連の数値を気にしています。
<気にしている人の割合>
「体重」 78%、「体脂肪率」68%、「ウエストサイズ」64%、「血糖値」50%、「中性脂肪」49%、「血圧」45%
(2)特定健診の受診者は、メタボリックシンドローム生活習慣病予防への対策意識が高く、約半数(46%)が何らかの対策を実施しています。
<具体的に、普段の行動・心がけで対策をとっている内容>
食事改善:「栄養バランス」54%、「食事の量に気をつける」44%
運動習慣:「なるべく歩く、階段を使う」61%
※「なるべく歩く、階段を使う」は、20代を含めると58%。
(3)しかしながら、1日平均30分も歩いていない人が半数近く(44%)、国が提唱する理想の身体活動量である1日1万歩とは、大きな差があります。
※20代を含めると、30分未満の方の割合は46%。
なお、『ヘルシアウォーター』『ヘルシア緑茶』『ヘルシアスパークリング』は2010年3月26日、日本人間ドック健診協会推薦商品として承認されました。
花王株式会社
生活者コミュニケーションセンター
消費者相談室
電話 03-5630-5220