化粧品OEMメーカーの(株)シーエスラボが、本格的冬到来を前に、薬用ハンドクリームの開発におけるキーポイントをまとめた。
また、ホームページでは伝えきれない化粧品開発の内容をスタッフブログで発信開始。
■進化する薬用ハンドクリーム
寒さが厳しくなると使用頻度が増える化粧品は多々ある。
薬用ハンドクリームもその一つ。
進化が著しい冬の必須アイテム・薬用ハンドクリームの動向を紹介しよう。
まず、薬用ハンドクリームに求められる機能を挙げてみた。
1. ひび・あかぎれ防止
2. 滑らかに伸びる
3. べたつかない
4. 保湿効果
5. 美白効果
6. リラックス効果
1~3の機能は、以前から「薬用ハンドクリームなら備えて当然」とされてきた機能だが、最近、女性のニーズが高まっているのが4の保湿や5の美白効果。
顔用化粧品でおなじみの成分が薬用ハンドクリームに次々に導入されており、肌とまったく同じ(あるいはそれ以上に)手の保湿や美白を重視する女性が増えてきている。
6のリラックス効果も注目。
ハンドクリームといえば無香料だったのは昔のこと。
天然のアロマを用いた薬用ハンドクリームが着実に存在感を増している。
「良い香りの薬用ハンドクリームをつけると、気持ちがリラックスし、ストレス解放につながる」という
リラックス効果をうたったアイテムの増加は最近の傾向といえる。
薬用ハンドクリームは「高機能の実用品」から「高機能の嗜好品」へとシフトしつつあるのかもしれない。
では、現在、どのような薬用ハンドクリームが女性の支持を集めているのか。主な処方をまとめてみた。
1. 尿素配合
2. セラミド機能成分配合
3. 高濃度のコエンザイムQ10配合
4. 温泉水配合
5. ヒアルロン酸配合
6. コラーゲン配合
7. UVカット機能(SPF値20前後)
8. プラセンタエキス配合
9. ビタミン配合(ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB2など)
10. アロマ配合
これらの処方が単独ではなく、複数採用されている薬用ハンドクリームが圧倒的多数を占めている。10のアロマ配合タイプで使用されているのは、ローズやラベンダー、ユーカリといったアロマだが、今後は和の香りを採用したものも考えられるはず。
また、4の温泉水配合タイプも要注目。アベンヌ温泉水(フランスの天然温泉水)配合の「アベンヌ薬用ハンドクリーム」は固定客をつかみ、薬用ハンドクリーム市場では確固たる地位を築いている。
温泉水を配合し、女性のナチュラル志向に応えた薬用ハンドクリームは、開拓の余地がある市場。
株式会社シーエスラボでは、各地の温泉化粧品開発の経験を生かし、ハンドクリームの処方にも力を入れ、実績を積み重ねている。
現代女性のニーズを踏まえた薬用ハンドクリームの開発を検討したい方は、ぜひ下記へ連絡してみてはどうか。
http://www.cs-lab.co.jp/app/web/inquiry/
■新たにスタッフブログをスタート:1回目は「山ガールの化粧心得」
CSラボ社のスタッフによるこのブログは、化粧品開発・研究室・製造の現場から、タイムリーに最新の情報をお伝えすべく、3つの情報ルームからできている。
それぞれ、十数年の経験を持った、プロフェッショナルな担当者が、通常のホームページでは語りきれない情報をブログ形式でお伝えする。
新たに化粧品を開発したい、化粧品ビジネスへ参入したい・・・という企業担当者にむけて、ヒットする商品開発、事業発展のヒントとなるブログとしたい。
最新の化粧品原料情報等、化粧品ライターの方にも情報原石が発掘できそう。
1 マーケティングルーム
今、私たち女性が何に興味を持っているか、どのように生活したいか、自分の肌に何を求めているか、化粧品類購入への意識・・・化粧品OEM企業の女性マーケッターならではの目線で、化粧品を使用する女性の「今の日常」をお伝えします。
1回目は「山ガールの化粧心得」
http://www.cslab.jp/category/1425577.html
2 商品開発ルーム
市場ニーズをくみとって、原料や新しい研究成果との出会いをいつも考えている立場から。ヒントは「食品の流行」だったり、意外と他の市場を一般消費者として見ているときに浮かんでくるアイデアをお伝えします。
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化粧品を使って「満足」していただくためには、どこで・誰が・どのような思いで・何を・どのようにして作った原料なのかという情報も、とても大切だと思っています。
安全・安心・そしてかかわった人の思いも。
自然科学と美の接点である化粧品シーズをお伝えします。