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『葛の花エキスTM』のメタボリックシンドローム発症基盤への作用を確認/東洋新薬

株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、『葛の花エキスTM』のメタボリックシンドローム改善作用を確認し、第65回日本栄養・食糧学会において発表いたしました。

葛はマメ科のつる性植物で、乾燥させた根が漢方薬の原料として葛根湯などに使用されていますが、『葛の花エキスTM』は、葛の花部から抽出した機能性食品素材で、その中に含まれるイソフラボン類が抗肥満作用に関与していることを確認しております。

今回同社は、武蔵野大学大学院・薬学研究科 油田正樹教授、京都大学大学院・農学研究科 河田照雄教授、天使大学大学院・看護栄養学研究科 斉藤昌之教授らと共同研究を行い、『葛の花エキスTM』の継続的摂取によるメタボリックシンドローム〔注①〕発症基盤の抑制効果をin vivoで確認し、第65回日本栄養・食糧学会(2011年5月13日(金)~15日(日)、東京・お茶の水女子大学)において発表いたしました。

■ 研究概要

メタボリックシンドロームの諸症状を自然発症する遺伝的素因を持ったマウス(TSODマウス〔注②〕、4週齢)に、葛の花エキスTM(PTE)を5%配合した高脂肪食(WTD)を8週間自由摂食させた後(TSOD PTE 5%群)、糖負荷試験〔注③〕や血中アディポネクチン〔注④〕濃度といったメタボリックシンドローム発症の根幹因子を測定しました。対照として、葛の花エキスTMを配合していないWTDを与えたTSODマウス(TSOD WTD群)を設けました。

その結果、TSODマウスにPTEを混合した餌を食させた場合(TSOD PTE 5%群)と、PTEを混合していない餌を食させた場合(高脂肪食WTDのみの場合(TSOD WTD群))とを比較して、糖代謝の有意な改善が認められました。また、PTEの摂取により血中アディポネクチン濃度の有意な上昇も認められました。

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このことから、葛の花エキスTMを継続的に摂取することで、メタボリックシンドロームの諸症状を予防できることが示唆されました。

〔注①〕 メタボリックシンドローム

内臓脂肪の蓄積を基盤として高血糖、高血圧、脂質代謝異常を併発し、心臓病や脳卒中につながる動脈硬化を発症するリスクが高くなった病態のことをいう。診断基準が定められており、診断項目は①ウエスト、②血糖、血圧、血中脂質である。これらの項目で要件を満たすとメタボリックシンドロームと診断される。

〔注②〕 TSODマウス

TSODとは、Tsumura, Suzuki,Obese Diabetesのそれぞれの頭文字をとった略語である。TSODマウスは内臓脂肪型肥満や高血糖など、ヒトのメタボリックシンドロームの諸症状に類似した疾患モデルマウスであることから、生活習慣病に関するさまざまな学術研究に用いられている。

〔注③〕 糖負荷試験

グルコース等の糖類を摂取させ、血糖値がどのように推移するかをみる試験。代謝に異常がある場合、時間が経過しても速やかに低下せず高血糖になる。糖代謝に異常があると、メタボリックシンドローム症状になりやすくなる。

〔注④〕 アディポネクチン

脂肪細胞由来の生理活性ホルモンの一種(総称してアディポカインという)。他のアディポカインは肥満とともにその血中濃度が上昇するのに対し、血中アディポネクチン濃度は肥満度と逆相関する(肥満とともに血中濃度が低下する)。血中アディポネクチン濃度の増加は、肥満による糖尿病、高血圧、動脈硬化といった疾患の予防に効果があることが示されている。

2011年06月20日 16:44

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