多くの女性が悩む「肌荒れ」。肌荒れの原因は、ストレスや睡眠不足など様々だが、中でも食生活と肌荒れは密接な関係がある。そこで、トレンダーズ株式会社(東京都渋谷区)は、23~63歳の女性栄養士181名に対して「肌荒れに関する意識調査」を実施した。栄養士が普段受けている相談の内容や、栄養士が美肌作りに薦める食品などが明らかとなった。
調査期間:2010年12月22日~2011年1月4日
調査対象:23~63歳の女性栄養士 合計181名
調査方法:インターネット
調査機関:株式会社リンクアンドコミュニケーション(かわるPro)
■ 栄養士に聞く、“肌荒れ”対策は・・・? 腸内環境の整備がポイント!
まず、「20代~30代の女性から、“肌荒れ”に関して相談を受けることはありますか?」と聞いたところ、33%が「ある」と回答。3人に1人が“肌荒れ”に関する相談を受けているようだ。 具体的に相談の内容について聞くと、「にきびや肌荒れがひどいときに、とったほうがよい食品について聞かれる。(38歳)」、「大人ニキビ、お化粧ののりが悪い、乾燥肌、脂症など様々な相談を受ける。(43歳)」といった回答があがった。
そして、「肌荒れ」に効果的だと思う対策について聞くと、「食生活に気を遣う」「十分な睡眠をとる」が同率で最も多く96%となった。
さらに、食生活において具体的にどのように気を遣えばよいか質問すると、「3食規則的にバランスよく食べる。(32歳)」、「野菜(緑黄色野菜と淡色野菜)をバランスよくとり、炭水化物中心にならないこと。(34歳)」などの意見があがった。また、「腸内環境を整えるよう食物繊維や乳酸菌を意識して摂取する。(32歳)」といった「腸内環境を整える」と答えた人も多く見られた。
そこで、「腸内環境を整えることは美肌作りに効果的だと思いますか?」と質問したところ、95%が「思う」と回答。その理由として、「肌荒れは、便秘時に顕著に見られるから。(31歳)」、「腸内環境が悪いと、吹き出物などが出やすくなるので、体内の老廃物などを排出することが必要。(29歳)」といった声があがった。「腸内環境」を整えることは肌荒れを解消し、美肌につながると考えている栄養士は多いようだ。
■ 美肌作りにオススメの食品、トップ3は「ヨーグルト」「野菜」「果物」!
では、美肌作りに栄養士が薦める食品はどのようなものなのだろうか。「美肌作りに薦める食品は何ですか?」という質問に対して、最も多くの票を集めたのは「ヨーグルト」。半数近くの45%の栄養士が回答した結果となった。以下、2位「野菜類全般」(28%)、3位「果物類全般」(20%)、4位「海藻類全般」(12%)・「バナナ」(12%)と続いた。
ちなみに、美肌作りに薦めるヨーグルトの種類としては、「プロバイオティクス系」が圧倒的に多く、80%。次いで、「フルーツ入り」(36%)、「低カロリー」(33%)、「野菜入り」(31%)、「無糖」(27%)、「無脂肪」(20%)の順となった。
美肌作りに多くの栄養士が薦めるヨーグルト。中でも「プロバイオティクス系」が効果的という回答が多く、肌荒れに悩む人は試してみる価値はありそうだ。