サッポロ飲料株式会社は、近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)の矢野史子教授、三谷隆彦元教授、および和歌山県工業技術センター(和歌山市)等と共同で、梅果実由来成分の脂肪燃焼効果が疲労軽減につながることをマウスの試験で初めて明らかにしました。
今回、梅干しを作る過程で副産物として生成され、今まで有効利用されていなかった「梅酢」に着目し、梅果実由来の成分である「梅酢ポリフェノール(参考資料)」を用いて実証試験を行いました。
梅果実由来のポリフェノールを継続して摂取することで、疲労軽減効果が得られることが既にわかっていましたが、そのメカニズムを調べる過程で、エネルギー生産と脂肪燃焼に関わる遺伝子の発現が高まり、効果的に脂肪燃焼してエネルギーを生産していることが分かりました。
今後は、梅果実由来のポリフェノールの脂肪燃焼効果のメカニズムを解明し、メタボ対策飲料・食品の開発を目指します。
サッポロ飲料では、創業以来の原料へのこだわりを背景とした様々な研究成果を、お客様に新たな価値を提案できる商品づくりに積極的につなげていきたいと願っています。この研究成果とともに、「梅」に更なる注目が集まることを期待しています。
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