株式会社ポーラは、個肌対応ブランド「アペックス・アイ」スキンチェックデータの分析結果から、近年、紫外線量が増加しているにも関わらず、20代女性の「見た目のシミ」が減少し、2006年以降は維持傾向にあることがわかりました。これは、2000年以降に「小麦色の肌」人気や「顔黒」ブームが過ぎ去り、UVケアに対する意識の向上が主な要因だと考えられます。
【考察1】回復期について
1990年代に流行した「小麦色の肌」や「顔黒」の一時的なブームが過ぎ、1980年代以降クローズアップされるようになった肌への紫外線対策意識が定着したことで、2000年前後を境に美白肌へと回復していることがわかりました。UVケア意識の定着は、UVケアコスメ市場が一気に拡大傾向にあったことから読み取ることができます。また、美白効果を高める成分の研究や処方技術の進歩が、より効果の高い美白化粧品やサンスクリーンを誕生させたことも美白肌回復の背景にあると考えられます
【考察2】維持期について
紫外線量が増加傾向にあるにも関わらず、2006年前後以降、見た目のシミの状態は横ばいを維持しています。これは、UVケア意識の高さが背景にあると考えられます。UVケアコスメ市場も引き続き拡大傾向にあり、美白化粧品においても、単なる白さだけではなく、内側から輝きを放つような「透明感」を謳う製品が増加しています。2013年1月からは、UVカット技術の進化により、「PA+++」よりもカット効果の高い「PA++++」表示製品が登場。さらに、近年、UVケアアイテムは化粧品にとどまらず、手袋、帽子、スポーツウェアなど、日常的に着用する衣類の素材にもUVカット機能をほどこした製品が注目を集めています。今後もさらにUVケア意識は高まっていくと考えられます。
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株式会社ポーラ 2013年5月1日発表
http://www.pola.co.jp/company/pressrelease/pdf/2013/po20130501.pdf