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ノロウイルス等の腸管感染に対するラクトフェリンの抑制作用とメカニズムに関する最新研究/森永乳業

森永乳業株式会社は、ノロウイルス等の腸管感染に対する“ラクトフェリン”の抑制作用とメカニズムについての最新の研究成果を 11 月 2 日(月)より 6 日(金)までウエスティンナゴヤキャッスルホテルにて開催される第 12 回国際ラクトフェリン会議にて発表します。

同会議では、麻布大学獣医学部との共同研究で行った、ラクトフェリンとその消化物のマウスマクロファージ細胞におけるマウスノロウイルス増殖抑制作用および細胞死抑制作用や、名古屋大学農学部との共同研究で行った、ラクトフェリンの腸上皮細胞への取り込み機構の経時的観察が発表されるほか、同社はラクトフェリンのヒト腸上皮細胞におけるインターフェロン・ラムダ(ウイルス増殖抑制物質)産生促進作用などを発表する予定です。

これらの研究で示された内容は、今年大流行が予想される(※1)ノロウイルスの感染防御に関する“ラクトフェリン”の作用機構を考察する上で重要な知見であると考えております。今後も森永乳業では、人々の健康増進に繋がる機能性食品素材“ラクトフェリン”の研究開発を行います。なお、第 12 回国際ラクトフェリン会議にて発表する同社研究および同社共同研究の内容については会議終了後に改めてご案内させていただきます。
(*1)国立感染症研究所と川崎市健康安全研究所よると、今年初めよりノロウイルスが変異し、ヒトが免疫を持たない新型ノロウイルス GII.17 が国内各地で感染を広げていることが発表された。ノロウイルス感染者の増える秋から冬にかけて大流行の可能性があるとされる。

■ 第 12 回国際ラクトフェリン会議について
国際ラクトフェリン会議は、1992 年にハワイで第 1 回国際ラクトフェリン会議が開催され、今回で 12 回目を迎えます。日本での開催は、1999 年に札幌で開催された第 4 回国際ラクトフェリン会議以来、16 年ぶりとなっております。日本ではラクトフェリン研究が非常に活発に行われており、国際会議での参加者数・発表者数ともに世界でもトップクラスです。本年度の参加者は、国内 200 名、国外 150 名を予定しております。なお同社は第 1 回会議から毎回参加しており、共同研究を含めて毎回 5 件以上の発表を行っております。

本年度の参加者は、国内 200 名、国外 150 名を予定しております。なお同社は第 1 回会議から毎回参加しており、共同研究を含めて毎回 5 件以上の発表を行っております。

期間:2015 年 11 月 2 日(月)~6 日(金)
場所:ウエスティンナゴヤキャッスルホテル
(所在地:愛知県名古屋市西区樋の口町 3 番 19 号)

■ 発表演題について
※一部の演題を記載

[発表者 演題]
藤野 寛(麻布大学獣医学部)
ラクトフェリンとその消化物はマウスマクロファージ細胞Raw264.7におけるマウスノロウイルスの増殖を抑制する。

織田 浩嗣(森永乳業株式会社 素材応用研究所)
ラクトフェリンとそのペプチドの抗ノロウイルス作用の可能性

大島 健司(名古屋大学農学部)
腸上皮細胞におけるラクトフェリンの取り込み機構の経時的観察

新 光一郎(森永乳業株式会社 素材応用研究所)
ラクトフェリンがヒト腸上皮細胞 HT-29 のインターフェロン・ラムダ産生に与える影響

若林 裕之(森永乳業株式会社 素材応用研究所)
ラクトフェリンの小児領域における研究と 30 年間にわたる育児用ミルクへの利用

和田 泰明(森永乳業株式会社 栄養科学研究所)
乳児ラットの消化管におけるヒト乳と育児用ミルクの消化により生じる生理活性ペプチド

【詳細は下記URLをご参照下さい】
森永乳業株式会社 2015年10月27日発表
森永乳業株式会社 ホームページ

2015年10月28日 11:39

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