大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:樋口達夫)の米国子会社フードステイト社(本社:米国ニューハンプシャー州、CEO:ロバート・クラヴェン)は、更年期女性の健康に貢献するエクオール含有食品「EQUELLE (エクエル)」を米国の医療従事者向け販売チャネル(Emerson Ecologics)を通じて 10 月 30 日より販売を開始しました。同製品の海外における販売は初めてとなります。
エクオールは、大豆を摂取することで、大豆イソフラボンの一つであるダイゼインから腸内細菌の働きによって産生される代謝物です。大豆や大豆イソフラボンの摂取は女性の健康維持・増進に貢献することが期待されていますが、米国人の食生活では大豆を摂取する機会が少ないうえ*1、体内でエクオールを産生できる人の割合は約 20~30%にとどまるといわれています*2。
同製品は、そのエクオールを手軽に摂取できるサプリメントです。
米国には 5,300 万人の更年期女性がいるとされ、その人数は毎年増加しています*3。 閉経の前後に経験する更年期症状に対し、現在は、ホルモン療法などの医薬品による対処方法が一般的ですが、女性の66%が医薬品を使わずにより自然な方法で対処し、更年期を過ごしたいと回答しており、この割合も増えています*4。
大塚製薬は、長年の大豆研究により、女性の健康にエクオールが貢献することを見出し、日本だけでなく米国においても臨床研究を重ね、エクオールの健康効果を明らかにしてきました。そしてこのたび、米国において(1) 更年期のほてりの頻度を減らす (2) 更年期の肩こりを含めた筋肉の違和感を軽減するという構造機能表示を有し、発売することとなりました。
医薬品を使わずにより自然な方法で不調に対処したいと考える米国の女性に、大豆を乳酸菌で発酵させた成分「エクオール」含有サプリメントという選択肢を提案し、健康維持・増進に貢献します。
*1 大豆生産量摂取量 FAO 国連食糧農業機関 2007
*2 日本女性医学学会雑誌,20:313-332,2012
*3 米国で通例 更年期とされる 40-64 歳を範囲とし、アメリカ合衆国国勢調査局 2010 年 4 月~2014 年 7 月調査。米国人口統計から更年期女性数を算出。
*4 Gallup 更年期女性調査(2015) n=1018, 対象 40~59 歳女性
【詳細は下記URLをご参照ください】
・大塚製薬株式会社 2017年10月31日【PDF】発表
・大塚製薬株式会社 (公式サイト)