日光ケミカルズ株式会社は、2021年5月より、100％自然由来の化粧品用防腐成分「NIKKOGUARD® NATURAL（ニコガード®ナチュラル）」の販売を開始しました。紫外線ダメージを緩和する効果のほか、細菌・酵母・カビなどに対して優れた防腐力が確認されました。
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■ NIKKOGUARD® NATURALの特長
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◎紫外線ダメージを緩和します
◎100％自然由来成分で構成された防腐効果を有する植物エキスミックス
◎細菌・カビ・酵母など幅広い抗菌スペクトルを有する
◎水溶性でさまざまな処方中に簡単に配合可能、十分な防腐効果を発揮
◎多くの植物由来成分についての防腐効果を調査し、選抜された4種のエキスを最適比率でブレンド
◎各種微生物に対するMIC（最小発育阻止濃度）を規格化、製品ロットによる防腐効果のブレを低減
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■ 開発の背景
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これまで自然由来で防腐効果のある成分（植物エキスなど）は、防腐力自体が十分でないことや、製品ロットによっては効果にブレが生じること、製剤のpHや剤型によっては十分な効果が発揮されないなどの欠点が見受けられました。
化粧品市場では、防腐剤フリーやナチュラルコンセプトが一般化し、近年ではヴィーガンやクリーンビューティが注目され、これらの商品開発に取り組む企業様からは自然由来で防腐効果の高い原料を求める声が多く寄せられていたことも開発のきっかけとなりました。
このような市場のニーズを満たす製品を開発するために、自然素材からの高い抽出・分離・精製技術を有する外部パートナーと、同社のもつ処方化や評価技術とをコラボレートし、上市に至りました。
多くの植物由来成分から選抜された、バジルや八角などから抽出した4種のエキスを最適比率でブレンドした同社オリジナルの製品です。
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■ こんな課題をお持ちの方におすすめ
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・ナチュラルコンセプトや防腐剤フリーの新規処方を検討中で、100％自然由来成分で処方組をしたい。
・既存処方の防腐効果に不安があり、防腐成分の置き換えを検討している。
・ジオール系（BGなど）の配合量が多くなり、製剤の感触が重い。
・天然系の防腐成分を使用しているが、弱酸性領域での防腐力に不安がある。
・新規処方検討中で、新しい防腐システムの構築を目指している。
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■ 防腐試験の結果一例 ～フェノキシエタノールとの比較～
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同製品の細菌（大腸菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌）、真菌（酵母、黒コウジカビ）に対する防腐効果を、日本薬局方保存効力試験に準じて、ローション処方におけるの防腐力を評価しました。比較対象に水溶性の防腐剤であるフェノキシエタノールを用いています。
その結果、NIKKOGUARD® NATURALは同量のフェノキシエタノールと比べて優れた防腐力を示しました。
上記以外にも、一般的な乳化系のクリーム（pH3.5～8.4, W/O, O/W）、シャンプー、クレンジングなど10種以上の処方系で0.5～1％同製品を添加し試験を行い十分な防腐力を発揮することを確認しています。また、製品原体で4項目（ヒトパッチ、眼刺激性:HCE法、ヒト感作性、遺伝毒性:Ames法）の試験を実施し安全性を確認しています。
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■ 今後の展望
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同製品は、7月にRSPO認証取得予定です。また、COSMOS認証は現在申請中です。
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■ 製品情報
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外観など／微黄色の透明液体、フローラルな香り
製品荷姿／1kgポリ容器、10kgポリ容器
化粧品成分表示名称／水、グリセリン、スイカズラ花エキス、ダイウイキョウ果実エキス、ウスニアバルバタエキス、メボウキ花/葉エキス
INCI名／Water, Glycerin, Lonicera Japonica （Honeysuckle） Flower Extract, Illicium Verum （Anise） Fruit Extract, Usnea Barbata （Lichen） Extract, Ocimum Basilicum （Basil） Flower/Leaf Extract
規制／既使用化粧品成分名称目録2015年版収載
認証／RSPO認証2021年7月取得予定、COSMO認証申請中
推奨使用濃度／0.5～1％
【詳細は下記URLをご参照ください】
・日光ケミカルズ株式会社/PRTIMES 2021年6月23日発表
・日光ケミカルズ株式会社 公式サイト
