カルビー株式会社は、グループの国内工場において、2021年7月より、RSPO認証パーム油(マスバランス方式※1)の購入を順次開始しました。
パーム油は、アブラヤシの果実から採れる油の総称で、食用油のほかマーガリン・ショートニング・石鹸の原料用として、世界で最も生産されている植物油です。パーム農園の開発に起因する、森林伐採や生物多様性の消失などの環境破壊、強制労働や児童労働などの人権侵害が大きな社会問題として指摘されてきました。
カルビーグループは、主に生産のフライ工程などの調理油としてパーム油を使用し、年間約4万トンを調達しています。同時に、認証パーム油を2030年までに100%使用とする目標を掲げ、そのための導入を段階的に進めています。
この施策は、サステナブル経営の重点テーマである「環境に配慮した持続的な調達」に向けた取り組みの一環となります。
◎ 2020年1月
RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)に加盟
(加盟時のリリース:https://www.calbee.co.jp/newsrelease/200305a.php)
◎ 2020年5月
ブック・アンド・クレーム方式※2により、国内工場使用量相当の認証クレジットを購入開始
※1)マスバランス方式:認証パーム油が製造・流通過程で他の非認証パーム油と混合される認証モデル。物理的には非認証油も含んでいるが、認証農園から供給された認証パーム油の量は保証されます。
※2)ブック&クレーム方式:認証油のクレジットが生産者と最終製品製造者・販売者との間でオンライン取引されるモデル。生産者が認証パーム油の生産量に基づいて発行した認証クレジットを、最終利用者が購入することで、認証パーム油の生産者を支援する仕組み。
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■ 参考:RSPO認証パーム油のサプライチェーン
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アブラヤシ農園から最終製品ができるまでの全工程で厳密に管理・供給されたパーム油が、認証パーム油と認められます。
【詳細は下記URLをご参照ください】
・カルビー株式会社 2021年7月14日発表
・カルビー株式会社 公式サイト