オリザ油化株式会社は、主力製品である「オリザセラミド®」に関する研究による新たな知見として、米糠に含まれる新規成分を世界で初めて発見し、化学構造を明らかにしました。
■3種類の新規成分アシルグルコシルセラミド「Oryzaceramide A-C」
今回新たに得られた知見は、同社の米由来セラミド素材「オリザセラミド®」の原料である米糠から、これまでに発見報告のない新規成分としてグルコシルセラミドに脂肪酸が結合したアシルグルコシルセラミドを3種類単離し、近畿大学 薬学総合研究所 森川敏生教授との共同研究によってそれらの化学構造 (下図) を世界で初めて明らかにしたものです。
3種類の新規成分は、米の学名 “Oryza Sativa” にちなんで「Orizaceramide A」、「Oryzaceramide B」および「Oryzaceramide C」と命名しました。
アシルグルコシルセラミドが植物から発見されたのは世界で初めての事であり、今回は脂肪酸のうちパルミチン酸、オレイン酸、リノール酸が結合したものを発見し、特許を出願しました。同社は今後、この新規成分にどのような効果があるのか検証し、得られて知見を国内外に向けて広く発信してきます。