〜食品由来成分による「血流改善×成長因子(VEGF)増加」のWアプローチで毛包環境を活性化〜
オリザ油化株式会社は、自社が実施した「ストロベリーグアバエキスの育毛作用」に関する研究論文が、国際学術誌『Functional Foods in Health and Disease』に2026年7月1日付で掲載されたことをお知らせいたします。
本論文(タイトル:“Strawberry guava extract promotes hair growth by enhancing skin blood flow and vascular endothelial growth factor production”)では、食品由来成分による新規育毛メカニズムを明らかにし、その科学的エビデンスが高く評価されました。
■ 同研究の背景と目的
ストロベリーグアバ(キバンジロウ)は、熱帯性のフトモモ科植物であり、その果実エキス(ストロベリーグアバエキス:SGE)は、これまでの研究において冷え性予防作用、むくみ改善作用、血流改善作用など、女性の健康やQOLをサポートする多彩な機能が見出されてきました。
同研究では、このSGEに含まれる「アデノシン」や「ポリフェノール」などの機能性成分に着目し、毛髪の成長に不可欠な毛包環境への影響と、その具体的な育毛メカニズムを科学的に検証いたしました。
■ 研究結果の概要
マウスを用いた動物試験、毛乳頭細胞を用いた細胞試験、およびヒトを対象とした臨床試験の多角的な検証により、以下の成果が得られました。
1. 皮膚血流の有意な増加(マウス試験)
SGEの投与により、皮膚血流が有意に増加。さらに皮膚の粘弾性変化(硬化の改善)を経て、発毛面積の有意な増加を確認しました。
2. 血管内皮増殖因子(VEGF※)の産生促進(細胞試験)
髪の成長を促す司令塔である「毛乳頭細胞」において、血管を直接サポートし血流を促進する重要な因子である「VEGF」の産生促進を確認しました。
3. ヒト臨床試験における高い育毛効果
「フェムベリー®」100 mgを配合したタブレットを、被験者に24週間継続摂取させ、フォトトリコグラム法および画像解析により検証。その結果、毛髪エリア・毛髪本数・毛髪の太さの合計値が増加し、頭頂部における良好な育毛作用(著効例)を確認しました。
※VEGF:血管内皮細胞増殖因子。毛包へ栄養を運ぶ血管の新生や血流促進をサポートする重要な成長因子。
マウス体毛面積値の増加比較写真

■ 明らかになった育毛メカニズム(作用機序)
同研究により、SGEに含まれる個々の有用成分が、育毛に対してそれぞれのアプローチで機能していることが考察されました。
・血流促進作用:活性中心成分である「アデノシン」が寄与。
・毛乳頭細胞の増殖:「フルクトース」の関与。
・VEGF(血管内皮増殖因子)の分泌促進:「DGDG(ジガラクトシルジアシルグリセロール)」および「ペドゥンクラジン」が寄与。
これにより、【血流改善 × VEGF増加】という、毛包環境を物理的・生理的の両面から最適化する画期的なWアプローチが明らかになりました。
著効例の頭頂部画像

■ 今後の展望
今回の国際誌への論文掲載を契機に、同社は「フェムベリー®」を「フェムテック作用」と「飲む育毛作用」の二つの側面を併せ持つ革新的なハイブリッド素材として、サプリメントや一般食品、美容ドリンクなど幅広い食品用途へ提案いたします。確かな科学的エビデンス(エビデンスベースド)に裏付けられた信頼性の高い素材として、国内外における販促活動をさらに加速させてまいります。
【掲載論文情報】
・掲載誌:Functional Foods in Health and Disease, 16(6): 490-508 (2026).
・掲載日:2026年7月1日
・論文タイトル:Strawberry guava extract promotes hair growth by enhancing skin blood flow and vascular endothelial growth factor production(ストロベリーグアバエキスは皮膚血流の促進および血管内皮増殖因子の産生促進を介して毛髪の成長を促す)
・著者:Kenchi Miyasaka, Akari Yoneda, Mizuki Kubo, Seiya Shirai, Khin Myat Noe Win, Shogo Takeda, Toshio Morikawa, Hiroshi Shimoda
■「フェムベリー®(ストロベリーグアバエキス)」について
イエローストロベリーグアバ(和名:キバンジロウ、学名:Psidium littorale)の果実から抽出した機能性食品素材。これまでに育毛作用のほか、ヒト試験における冷え性予防作用(体温回復促進)、むくみ改善、血流改善、血小板凝集抑制作用などを確認しています。これらはアデノシン、グルコシルセラミド(GlcCer)、ジガラクトシルジアシルグリセロール(DGDG)といった成分が活性の中心を担っており、女性特有の悩みに寄り添う「フェムテック素材」として高い注目を集めています。













