美術館のようなたたずまい、リゾートホテルのようなラウンジ。ディテールに目をやっても、ホンモノの化石が紋様となったジュラストーンの床材、ハワイをイメージさせる籐家具…など、施設内はくつろげるムードが充満している。
埼玉県下(さいたま市)の住宅街の一角にあるこの施設、実は最先端の複合医療拠点。6月上旬にオープンする「さいたまメディカルタウン」だ。
従来のようのような実用性ではなく、「快適さ」を優先し、作り込んでいった結果、リゾートホテルのように訪れた人が心地よくなる空間に仕上がった。もちろん、医療サービス施設としてもハイクラスの機能が備わっている。
PET-CT、MRIをはじめとする最先端の画像装置に加え、マンモグラフィ、経鼻内視鏡などを完備。迅速かつ高精度な医療を提供する。画像診断は、経験豊富な専門医とのネットワークでより高精度に行い、早期発見・早期治療という積極的な予防医学をしっかりと後押しする。
同施設は会員制で、各メンバーに特化したケアや内外におよぶ医師ネットワークで医療アドバイスを実現。“顧問医”として「テーラーメイド医療」を通じ、メンバーに安心を提供する。同施設では3年で1000社の法人会員獲得を目指す。
2009年10月にはクリニックモールが稼動し、グランドオープン。調剤薬局も併設され、まさに至れり尽くせりのありそうでなかったくつろぎのある医療サービス空間となっている。