(社)日本施設園芸協会(東京都中央区、木田滋樹会長)は2010年7月21日から7月23日の3日間、東京ビッグサイトで「施設園芸・植物工場展(GPEC)2010」を開催する。施設園芸、植物工場関連、食品メーカーなど、106社が出展。関連従事者をメインに3万人の来場者を見込む。
同展示会は、施設園芸および植物工場に関する機器・資材・技術を展示対象とするビジネストレードショー。専門の展示会としては国内初で、生産者目線の次につながる場づくりを意識した構成となっている。
「今回は、誰のために、何のために、なにをやるのかを明確にした構成としています。多くの来場者が訪れることも大切ですが、それ以上にその質が重要。生産者、施設園芸に関わる人に1人でも多く参加いただき、交流の場として日本の施設園芸のあり方を考え議論していただき、何か掴んでもらえればうれしく思います」と日本園芸施園芸設協会木田会長は説明した。
注目は、完全人工光型植物工場モデル、太陽光利用型植物工場モデルの展示。会場内に実際の植物工場を設置することで、来場者に植物工場に対する理解を深めてもらう。さらに人の約6倍で接木作業をこなす製品、ITを活用した遠隔操作による生産管理システム対応機器、収穫ロボット…など転換期にある農業ビジネスにおける注目製品をラインナップする。
併催行事の特別セミナーも充実している。国内外の専門家による「役立つ農業」、「省エネ技術」といった生産者の事業展開にとって必要となる情報を目的ごとに発信。ビジネス力も必須となりつつある農業に対し、「儲けるヒント」を提供する。また、専門家や先進的な農業経営者を相談員に据えた「生産者相談コーナー」を設置し、経営全般、環境技術など、目的別に来場者の相談に応じる。
入場料は1,000円(税込)。招待券持参者、Web事前登録者(http://www.gpec.jp/)は無料。