「宮崎県「口蹄疫」被害を受けた畜産農家の皆様に応援メッセージを!」 このほど、ネット上でこの旨の署名活動がスタートした。2010年6月30日まで募集する。
殺処分10万頭、被害総額数千億円ともいわれる宮崎家畜農家を襲った「口蹄疫」被害。隔離した種牛5頭が陰性であることが分かり、最悪の事態は避けられたが、その傷跡はあまりにも深い。
この署名活動は、そうした甚大なダメージを受けた宮崎の畜産農家に少しでも何か出来ないか、という願いから立ち上がり、6月3日からスタートした。企画したのは、ユナイテッドピープル株式会社(神奈川県横浜市、関根健次社長)。同社の事業内容は「世界の問題解決のためのソリューション」で実は、今回の署名活動はその一環。
事業内容に崇高なコンセプトを掲げる同社では、社名にあるように「人と人をつないでいき、力を合わせよりよい世界を創っていきたい」(関根社長)との願いから、さまざまな媒体を運営。この署名サイト「署名TV」(http://www.shomei.tv/)のほか、クリック募金サイト、ボランティアネットなど“よりよい社会創造につながる”企画を次々と生み出している。
今回の署名活動は、同社が企画者となっているが、実は会員登録すれば誰でも企画者になれる(有料)。例えば、「今年からゴールデンウィークをグリーンウィークと呼びます」といったものでも可能で、過去には「探偵!ナイトスクープをテレビ朝日で放送して」といったものや「お母さんの命を守るキャンペーン」など、さまざまな署名活動が行われている。これまでには1,104の署名活動が企画され、トータルで86万9,699の署名が集まっている(2010年6月9日現在)。
署名活動では、ターゲットと目標署名数を設定し、募集期間終了後にターゲットに提出する。今回の署名活動では、目標を1,000に設定し、宮崎県知事、宮崎県畜産協会などへ提出する予定。なお、署名を企画する場合、5,250円(税込)から参加できる。署名するだけの場合はもちろん費用はかからない。宮崎牛問題で何か感じた人なら、せめてこのサイトで署名でもしてみてはどうだろうか。