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大和製罐が欧州で本格展開へ

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大和製罐(東京都中央区)とインプレスグループBV(オランダ・ディベンター)は、欧州で大和製罐のリシール容器を独占販売する件に関し、包括契約を締結した。

今回の契約は、インプレス社に対して、大和製罐が2000年の発売以来事業展開してきたボトル缶について、欧州での独占販売権を与えるもの。対象となるのは「ニューボトル缶」(清涼飲料、ワインなどのアルコール飲料向けアルミボトル缶)、「ミニボトル缶」(ドリンク用小容量アルミボトル缶100㍉㍑)、「WORC缶(コーヒー、スープ等飲料向け170㌘スチールボトル缶)‐の3容器。まず大和製罐のプロジェクトチームが欧州のインプレス社に対してサポート体制を執り、ボトル缶を供給する。次のステップで欧州に合弁会社を作り、現地生産を行う計画。

インプレス社はオランダを拠点として、欧州を中心に北米をはじめ世界の21カ国56製造拠点で食缶やスプレー缶などを製造する金属容器業界のグローバルリーダー。特にシーフード界では世界トップクラスで、レトルト加工食缶では欧州およびオーストラレーシアで2位、スプレー缶では欧州およびオーストラレーシアのリーダー的存在だ。

大和製罐は以前から海外市場へ製缶技術を生かした販売展開を進める中、より高品質の商品を欧州市場で展開したいと考えていた。一方でインプレス社も、欧州での金属缶の将来を考えた場合、技術革新の必要性を感じていたことから、レトルトが可能でリシール可能な大和製罐の「ニューボトル缶」などを高く評価し、今回の包括契約締結に至った。

2009年09月16日 11:23