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「インフルエンザに対抗する免疫学」セミナー開催

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イムダインは10月27日、 インフルエンザ予防に関する意識調査の結果報告も兼ね、 免疫をテーマとしたプレス向けセミナーを開催した。 

同社は、 美容家であった植村秀氏の 「真の美しさは心身の健康である」 という考えのもと設立され、 免疫力に着目した様々なサプリメントの開発、 提供を行っている。

このほど同社ではインフルエンザの予防に関する意識調査 (2009年10月5日~23日、 10代~80代の男女658人にWeb、 紙面による調査〈有効回答数∥617〉) を実施した。 セミナーでは、 調査結果の発表とともに 「ウィルスから自分の身を守るには?」 をテーマに、 管理栄養士の山口千春氏と本多伸吉社長によるプレゼンテーションが行われた。 

今年に入り流行している豚インフルエンザは、 夏前に一旦終息したものの夏の終わりから秋頃にかけ全国で広まっている。 鳥インフルエンザに比べて重症化する危険性は少ないが感染力が非常に強く、 学級閉鎖を行った学校は1万校を越え、 国内での死亡者も報告されている。 

豚インフルエンザの対策に加え、 季節性、 鳥インフルエンザの3つについて注意が必要と言われている中、 「今冬インフルエンザ対策を行うつもりか」 についての質問では、 「はい」 と答えた人が59%で昨冬の48%を大幅に上回り、 実践する対策については、 「手洗い」 「うがい」 「マスク」 「予防接種」 という回答が多く挙げられた。 

この結果を受け山口氏はマスク本来の使用目的について、 「自分が吸い込まないようにするために着けるという人が多いが、 感染した人が周りにまき散らさないようにするために着けるエチケットのためのもの」 と認識の低さを指摘した。 

一方で実践しないと答えた人は、 「面倒」 「お金や時間がかかる」 などの理由以外に 「自分は罹患しない」 と答えた人が多く、 山口氏は 「豚インフルエンザは感染力が非常に強いので、 これまでインフルエンザにかかったことがない人もかかる可能性が十分にある」 と注意を促した。 

インフルエンザに対して有効な対策として 「感染予防」 「免疫対策」 「ウイルス増殖抑制」 があるが、 同社は自己の免疫力を上げ、 ウイルスに対する抵抗力を高め感染しても重症化しない体にすることが重要であると強調した。 

免疫を低下させる要因としてはストレス、 睡眠不足、 温度差、 加齢、 紫外線、 低体温、 食生活の乱れなど様々考えられているが、 山口氏は、 生活の中で改善しやすい例として食事を挙げ、 「善玉菌を有意にする食物繊維、 納豆やヨーグルトなどの発酵食品、 タマネギ、 きなこ、 バナナなどのオリゴ糖を摂取することが、 免疫システムの7割が集中する腸管免疫を高める」 とアドバイスし、 「一般ではインフルエンザに対して、 体に入ってくるまでの対策を一生懸命する人が多いが、 これからは入ってきてから重症化しない、 増殖しない対策として免疫力アップを推進したい。 免疫力はライフスタイルによって左右されやすいが、 食事などを上手に活用して免疫力の高い体をキープしてほしい」 とまとめた。 

2009年11月19日 11:56