健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

メドウフォーム油ラクトン誘導体の販売開始

一丸ファルコスは現在、 90種以上のバリエーションを持つ植物抽出液 「ファルコレックス」 シリーズを展開している。 今回、 その中から 「ファルコレックス アマチャヅル」 に新たな有効性を見出した。 

アマチャヅルは多年生の蔓草で甘みのある葉をもち、 中国では健康茶としても利用される。 近年 「アクアポリン (AQP)」 と呼ばれる細孔をもつタンパク質が細胞膜に存在し、 組織の水の循環に大きな役割をしていることが報告されている。 ヒト皮膚にはAQP3が存在し、 角層の水分量や皮膚の弾力性に関与しているといわれている。 「ファルコレックス アマチャヅル」 はAQP3産生促進作用を有し、 皮膚細胞ひとつひとつに水を行き渡らせ、 ふっくらとキメの整った肌へと導く。 

次に、12月1日に発売した期待の新規素材 「メドウラクトンVE」 は、 メドウフォーム種子油から合成されたラクトン誘導体で、 ヘアケア・スキンケアの高機能成分として提案する。 

ラクトン環に由来したpHに応じて極性が変化する特性を持つ 「メドウラクトンVE」 は、 開環状態で界面活性性能を示すため、 乳液やクリームなどの乳化剤として配合することもできる。 

また 「メドウラクトンVE」 は、 毛髪に存在するアミノ基との化学結合 (アミド結合) を形成し、 疎水性相互作用以上の髪残り能を有する。 すべり感 (荷重) ・帯電量 (静電気量) を調べるためにくし通り試験を実施したところ、 ジメチコン (シリコーン) と同等のすべり感が確認された。 帯電防止に関してはジメチコンより優れた試験結果となった。 

さらに流水中では、 すべり感がジメチコンよりも優れていることが確認された他、 酸化染毛剤による皮膚刺激を感じにくくする皮膚刺激緩和作用を有する。 

一方で 「メドウラクトンVE」 は、 角層ケラチンタンパクと結合し、 細胞間脂質の流出を抑え、 角質層をより強固にする作用が期待されるため、 保湿用スキンケアへの配合提案も行っていく。 

2009年12月09日 12:12