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近赤外光利用した非破壊組成イメージングシステムの販売を開始

住友電気工業(大阪市中央区)はこのほど、近赤外光を利用し、薬品や食品の組成の違いや組成の濃度分布を対象物を破壊せずにリアルタイムで画像化する組成イメージングシステム「COMPOVISION(コンポビジョン)」の販売を開始した。

同システムは、同社が光通信事業で培ってきた高度な光関連技術を応用し、光通信と同じ波長帯域である近赤外光を用いることで、従来は判別できなかった組成の違いや組成の濃度分布を即座に画像化する。システムは近赤外光カメラと高速判別ソフトを用いた検出装置で構成される。

食品業界や製薬業界では安全性や品質管理の重要性が高まるなか、非破壊・非侵襲で組成の違いや濃度分布を測定できる検査システムへのニーズが強まっていた。組成検査ではこれまで赤外分光法などによるスペクトル分析が広く使われているが、対象物を破壊せずに測定することが難しいという課題があった。

コンポビジョンで利用する近赤外光帯域には水や脂質、たんぱく質などの有機物の吸光スペクトルがあるため、生体や食品の組成分析が可能だという。また生体や有機物を透過しやすいため対象物を破壊することなく測定が行えるのが特徴だ。例えば、PTPの外から錠剤の成分差を画像化するなど、容器包装外から内容物の組成を分析する用途などにも利用できる。

同社では今回、独自の高速スペクトル解析アルゴリズムを開発することで、カメラで収集したすべての画素データをリアルタイムで解析して組成判定を行い、画像化することを可能とした。併せて量子井戸構造の近赤外光カメラ用センサー材料を新たに開発し、1000~2350ナノ㍍の幅広い波長領域での測定を実現。従来難しかった詳細な成分の違いの高感度検出を実現した。

情報提供元:週刊包装タイムス

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