株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、化学メーカーの株式会社クラレ、東京農業大学、東北大学等と連携し、店舗から出る食品残渣の液体肥料化、液体肥料の野菜栽培への活用等、新たな食品リサイクルループの実現に向けた研究に着手いたします。地球規模での人口増加や異常気象等により食料問題が顕在化する中、同社グループではこれまで、適正な品揃え(発注)を支える高度な情報システムの開発や、安全性と美味しさを兼ね備えた長鮮度商品の開発等、食品残渣を減らす様々な取り組みを続けてまいりました。また、売上高に占める食品の比率が約 6 割と高いことから、重要テーマとして「食品リサイクル率の向上」を掲げ、食品残渣の飼料化・堆肥化、環境循環型農業「セブンファーム」の取り組みを推進しております。
今回、次世代型の食品リサイクルループの実現を目指し、産学連携による研究に着手いたします。まず、2015年 2 月より、セブン-イレブン数十店舗に株式会社クラレ等と開発したオリジナル仕様の小型生ごみ処理機を設置。食品残渣の液体(分解液)化の運用検証を進めてまいります(既に東京農業大学と、分解液を使った栽培試験については実施中)。
同時に、東北大学との連携により、分解液の液体肥料化、その活用に関する研究も開始いたします。こうしたコンビニエンスストアへの生ごみ処理機の設置、ならびに独自スキームによる食品残渣の液体肥料化への取り組みは国内小売業で初となります。
※詳細は下記URLをご参照ください。
◎株式会社カネボウ化粧品 2014年12月10日発表
http://www.7andi.com/dbps_data/_material_/_files/000/000/001/575/20141211ekitaihiryou.pdf
◎株式会社セブン&アイ・ホールディングス 公式サイト
http://www.7andi.com/
◎株式会社クラレ
http://www.kuraray.co.jp/