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虫よけ有効成分「ディート」ならびに「イカリジン」の高濃度製品の開発・販売へ/フマキラー

フマキラー株式会社は、国内で多く使われている虫よけ有効成分「ディート」ならびに、世界54カ国以上※で愛用されている「イカリジン」を、従来の人体用虫よけ剤よりも高濃度に配合した製品の開発に着手いたしました。これは、厚生労働省より6月15日付で発出された、高濃度の有効成分を含む製品について製造販売承認の迅速審査を行うとの通知に伴うものであり、フマキラーでは、1日でも早い製品化を実現するべく全力を挙げて取り組みます。

このたびの厚生労働省による通知の背景には、一昨年に69年ぶりに国内感染が認められたデング熱や、今夏のオリンピック開催地であるブラジルなどで猛威を振るっているジカ熱など、ヤブ蚊(ヒトスジシマカ)が媒介する感染症の脅威の世界的な高まりがあります。感染症予防に最も重要なことは、蚊に刺されないことであり、そのために人体用虫よけ剤は非常に有効な手段となります。

しかしながら、現在日本で販売されている人体用虫よけ剤では、ディートは医薬品が12%、防除用医薬部外品では10%以下、イカリジンは防除用医薬部外品で5%の濃度しか承認されておりません。海外ではさらに高濃度な製品が販売されており、より長時間虫よけ効果を発揮できることから、厚生労働省は、日本国内における高濃度製品の早期販売を後押しするために、製造販売承認を迅速化する方針を打ち出しました。これは、国民の命と健康を守るために全力を尽くすという、厚生労働省の強い決意を示したものと言えます。

人体用虫よけ剤市場においては、同社の「スキンベープミスト」シリーズが売上No.1を獲得しております。フマキラーは、この高濃度製品承認の迅速化を受け、ディート濃度を30%にまで高めた新製品をいち早く投入するべく開発に取り組んでおります。また、新承認の虫よけ有効成分イカリジンを採用した「天使のスキンベープ」シリーズも、肌への優れた安全性を有し、年齢や使用回数の制限がないことからご好評を頂いております。こちらにつきましても濃度を15%にまで高めた製品の開発をすでに進めております。

フマキラーは、「人の命を守る」を経営理念とし、害虫が媒介する恐ろしい感染症の被害を食い止めるために、高い効力と安全性を備えた製品の開発に取り組んでまいりました。これからも、人と暮らしの役に立つ価値ある製品の提供を通じて、皆様に確かな安心をお届けしてまいります。

※2015年1月現在

【詳細は下記URLをご参照下さい】
フマキラー株式会社 2016年6月27日発表
フマキラー株式会社  公式サイト

2016年06月27日 11:32

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