第78回 「プリン体」ってなんだろう? 特集記事【健康美容ニュース】

第78回 「プリン体」ってなんだろう?

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ビールなどで、「プリン体カット」とか「プリン体オフ」などというものがときどきありますね。

「痛風」という、関節がとても痛くなる病気の原因となる物質が、「尿酸」です。

その「尿酸」の元になるのが「プリン体」なのです。

痛風は、ビールをよく飲む男性がなりやすい病気といわれていますが、ではビールをやめれば痛風は治るのでしょうか?

ビールの他に、プリン体が入っている食べ物や飲み物はないのでしょうか?

…そもそも、「プリン体」とはなんでしょうか?

ちなみに、甘いお菓子の“プリン”は全く関係ありません。

「プリン体」とは、細胞の核酸、つまりDNAをつくっている物質です。

動物でも植物でも、DNAのない生物なんていませんね。

だから、野菜にもお肉にも魚にもプリン体は入っているのです。

ビールだけではなく、お米や胚芽米などの穀類、ほうれん草やブロッコリーなどの野菜にだって入っています。特に多いのは、カツオやマグロ、タラコ、明太子、白子、カミニソ、ウニ、エビ、ズワイガニ、牡蠣、生ハム、サラミなどです。

グルメの方が好まれる高級食材が多いですね。

痛風が別名「ぜいたく病」と呼ばれるゆえんです。

そして、細胞分裂をたくさんしている物質もプリン体が多くなります。

だから、レバーやあん肝などの“肝臓”にも多いのです。

ビールに限らず、どんな食材にも多かれ少なかれ、含まれている物質が「プリン体」というわけです。

だから、大食漢の人は痛風になりやすいのです。

ビールだけをやめても、他のものをたくさん食べていては痛痛は良くなりませんので、注意しましょう。

ちなみに、

①発泡酒のプリン体はビールの1/2です。

②焼酎・ワイン・ウィスキーのプリン体はビールの1/10以下です。

③鶏卵や牛乳にはプリン体は含まれていません。

お酒が好きで痛風で大食漢の人は、この3つの事実を覚えておくと良いかも知れませんね。

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澤田彰史

東京警察病院 形成外科医師

<プロフィール>

群馬大学卒。日本抗加齢医学会専門医、日本形成外科学会専門医。警察病院のみならず、他の都内総合病院やクリニック・診療所にても、美容外科手術・レーザー治療から、やけど・ニキビ治療、皮膚がんなどの形成外科手術、寝たきり老人の訪問診療に至るまで幅広く医療に従事している。

総合格闘技などのリングドクター、日本テレビ「ポシュレ」やテレビ東京「てれとSHOP」のコメンテーター、「日経WOMAN」「美STORY」「日経ヘルス」や「夕刊フジ」の健康記事、携帯サイト「美容天気予報」のアンチエイジングコラム、フリーマガジン「ココカラ」の健康コラムなども担当。フジテレビ『発掘!あるある大辞典』や、日本テレビ『世界一受けたい授業!』の講師としての出演経験もある。

また、ドクターズコスメのプライベートブランド版やドクターズサプリの企画・開発を行なうアンチエイジング専門会社ARGON Co.Ltdの開発顧問医も務める。
(ARGON Co.Ltdホームページ:http://www.argon.jp/)

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