HIV、梅毒を検出するスマートフォンデバイス 【海外ニュース】

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HIV、梅毒を検出するスマートフォンデバイス

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HIVおよび梅毒を検出できるスマートフォンアクセサリが、米コロンビア大学の研究グループにより開発された。

このデバイスは低コストで、指先からの採血により15分で疾患マーカーを検出することができるという。検査施設での血液検査の機能をすべて再現した初めてのスマートフォンアクセサリであると研究グループは述べている。

ルワンダの医療従事者が、30分の研修を受けた後で96人の患者から採取した血液を分析することにより、このデバイスを試験した。患者の97%がこのデバイスに肯定的な反応を示したという。この知見は「Science Translational Medicine」に2月4日掲載された。

チームリーダーで同大学准教授のSamuel Sia氏は、「今回の研究から、スマートフォンアクセサリで十分に検査施設と同じレベルの免疫測定法を実施できることが示された。このような機能により、世界各地への医療サービスの送達が様変わりする可能性がある」と述べている。

一方、このデバイスの可能性について慎重な姿勢を示す専門家もいる。米スタテン・アイランド大学病院(ニューヨーク州)の感染症専門医Ambreen Khalil氏は、「期待のもてる開発ではあるが、標準化された検査施設での確認検査との比較などの点で大きな制約がある」と指摘する。十分な医療を受けることが難しい、医療資源の限られた地域ではこのデバイスが効果を発揮する可能性があると同氏は述べ、「別の状況でその性能を評価してみるのも興味深い」としている。

研究グループによると、dongleと呼ばれるこのデバイスは、小型で軽く、片手で簡単に持つことができ、電力もほとんど使用せず、製造コストは約34ドルだという。Sia氏は、「dongleは医療従事者から消費者まで、幅広いユーザーに新たな可能性を提供する。梅毒感染の検出率を上げることにより、死亡数を10分の1に低減できる。また、大規模スクリーニングではdongleの感度の高さと偽陰性の少なさが大きな意味をもつ。HIV検査をコミュニティレベルまで拡大して、すぐに抗レトロウイルス療法を実施することにより、HIVの伝播をほぼ阻止し、根絶に向かうことができると考えられる」と述べている。(HealthDay News 2月4日)

http://consumer.healthday.com/health-technology-information-18/cellphone-health-news-729/smartphone-device-detects-infectious-disease-markers-696139.html
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2015年2月17日 10:10 [検査・診断]
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