大腸内視鏡検査の時間を長くするとがんリスクが低下 【海外ニュース】

健康美容EXPO > 健康美容EXPOニュース > 海外ニュース:TOP > 癌(がん) > 大腸内視鏡検査の時間を長くするとがんリスクが低下

大腸内視鏡検査の時間を長くするとがんリスクが低下

20150908_w01.jpg

大腸内視鏡検査を早く終わらせてほしい、とは思わないほうがよい。検査にかかる時間が長いほど、後に大腸がんになる確率が低いことが新たな研究で示唆された。この知見は、内視鏡検査の持続時間に関する現行のガイドラインを裏付けるものだと研究者らは話している。

大腸内視鏡検査では、医師が小さなカメラの付いた細い管を患者の大腸に挿入する。最後まで挿入した後、管を少しずつ引き抜くことにより、医師が入念に大腸の内壁を調べ、がんや前がん病変の徴候がないかを確認することができる。ガイドラインでは、「異常なし」の場合の大腸内視鏡検査の所要時間は少なくとも6分以上であるとしている。異常なしとは、何も異常が見つからず、生検のための組織採取もしない場合である。

今回の研究は、米ミネソタ州の大規模診療所で51人の胃腸科医が6年間に実施した約7万7,000件の大腸内視鏡によるスクリーニング検査をレビューした。内視鏡の抜去までの所要時間は平均約9分だったが、約10%の医師では個々の平均時間が6分未満であることがわかった。

平均時間が6分未満の医師によるスクリーニングを受けた患者は、平均6分以上の医師の検査を受けた群に比べて、5年以内に大腸がんを発症する確率が2倍になっていた。一方、内視鏡の抜去にかける時間が8分を超えても、大腸がんリスクがそれ以上低減することはないようだったという。

「この結果から、現行のガイドラインで推奨されるとおり、抜去時間を検査の質の指標として利用することが支持される」と、研究の筆頭著者である米ミネアポリス退役軍人(VA)ヘルスケアシステムのAasma Shaukat氏は述べている。

大腸内視鏡検査の時間が短くなる理由はさまざまだが、「一般に、抜去にかかる時間にかかわらず、どの医師も大腸内壁を完全に検査することを目指している」と、Shaukat氏は話している。この研究は「Gastroenterology」オンライン版に7月8日掲載された。(HealthDay News 2015年8月27日)

http://consumer.healthday.com/cancer-information-5/colon-cancer-news-96/longer-colonoscopy-is-better-702706.html
Copyright © 2015 HealthDay. All rights reserved.

2015年9月 8日 10:14 [検査・診断]|[癌(がん)]
健康業界・美容業界に関連するご意見・ご相談はお気軽に
Copyright© 2005-2019 健康美容EXPO [全研本社株式会社] All Rights Reserved.