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新豊洲にランニングスタジアムをオープン ETFEフィルムを大規模に採用した国内初施設/東京建物

東京建物株式会社は、ネーミングライツを取得した「新豊洲Brillia ランニングスタジアム」が12 月10 日にオープンすることを、施設建築主の太陽工業株式会社と共にお知らせします。

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【新豊洲Brillia ランニングスタジアムについて】
同施設は、社会貢献活動として平成27 年8 月から公益財団法人日本障がい者スポーツ協会(JPSA)のオフィシャルパートナーを務めている東京建物が、創業120 周年の記念事業として参画したプロジェクトです。「支援・応援するだけではなく、より多くの人々、あらゆる人種の方々、さらに、健常者や障がい者といった垣根を越え、一体感を生み出し、喜びを共にする。」 という同施設の願いに共感し、ネーミングライツという形での支援を決定いたしました。同施設は「新豊洲Brillia ランニングスタジアム」という施設名の通り「ランニング」に特化したスタジアムとなります。全天候型60 メートル陸上トラックをメインの空間とし、一部義足の研究施設が併設される傍ら、ランニングステーションとして地域のランナーに開放されます。館長には、元陸上選手の為末大さんを迎え、今後SPORTS×ART 新豊洲※1 の拠点となるこの「新豊洲Brillia ランニングスタジアム」。我々はこの施設が、アスリート支援の一助となり、ハードだけでなくソフト(=心)のバリアフリーを促進する場となることを期待します。

【建築的側面からみた新豊洲Brillia ランニングスタジアム】
「新豊洲Brillia ランニングスタジアム」は、五輪やサッカーW杯など、世界最先端のスポーツ施設に利用されている高機能フッ素樹脂膜材「ETFE フィルム」を日本ではじめて大規模に採用した施設です。「ETFE フィルム」は、厚さ250 ミクロン、重さ440g/㎡と非常に軽くて薄い素材ながら、20 年以上の高い耐久性を備え、紫外線による白濁も少ないことが大きな特長となります。同施設では、「ETFE フィルム」を二重に張り、内部に空気を送り込みピロー状に膨らませる「クッション形式」を採用、複層ガラスと同等の断熱性と、梁の無い状態で2mスパンの距離をとばせるようにしました。膜表面にはドット状のプリントを施し、透過率約35%にすることで、室内温度を外気温+3℃程度に抑える工夫も行っています。その他にも、メインフレームは国産カラ松の湾曲集成材を使用、先導性が高い木造建築プロジェクトを補助対象とする国土交通省の「サステナブル建築物先導事業(木造先導)」事業にも採択されました。太陽工業は、建築事業主として「ETFE フィルム」をいち早くを導入する事で、ガラスのような透明感とフィルム特有の軽量性や柔軟性を通じて、安全かつ開放的な空間をアスリートに提供したいと考えています。

–施設内容–

【全天候型60 メートル陸上トラック】
全天候型施設内のトラックには、国際協議会にも多数採用されているモンド社の「スーパーX」を6レーン分採用。TRAC によるかけっこスクールが開講されるほか個人のアスリートも利用できる。(有料)

【競技用義足開発ラボラトリー】
隣接するオフィス棟には、Xiborg 社が競技用義足開発のためのデータ解析や工作作業などを行う研究所が開設される。「全ての人に動く喜びを」感じられるような社会を創造していくことを目指す。

【ランニングステーション】
完全ユニバーサルデザイン型施設として、車椅子のままで使用可能なミストサウナ付きシャワールームとユニバーサルデザイントイレが完備。一般のランナーも利用できる。(有料)新豊洲Brillia ランニングスタジアム館長為末大 (ためすえだい)元プロ陸上選手(株式会社侍・TRAC 代表)

※1「SPORT×ART 新豊洲」
東京ガス用地開発株式会社が取り組む、22 世紀に引き継ぐ水と緑に包まれたスマートシティプロジェクト「TOYOSU22」で展開する新豊洲の街・コミュニティづくりのための活動テーマです。健全な都市生活において身体と精神の充実は欠かせない要素であり、この活動テーマのもと、新豊洲は「心と身体の両面から考えるコミュニティ」を目指します。新豊洲エリアの都市環境を活かし市民にひらかれたスポーツコミュニティを指向するとともに、デザインやテクノロジー、食などの生活文化までを含む、アートを広義に捉えたライフスタイルを発信します。

【詳細は下記URLをご参照下さい】
東京建物株式会社 2016年12日9日発表
東京建物株式会社 公式サイトはコチラ >>
太陽工業株式会社 公式サイトはコチラ >>

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