三菱ケミカル株式会社が開発した、植物由来原料を用いた防湿シートが、アステラス製薬株式会社の包装材料として採用されました。植物由来原料を用いたシートが医薬品包装用のPTP(Press-Through-Pack)に採用されるのは、世界で初めてです。
同社のPTP用シート「スーパーホイル®」は、高防湿性、透明性、成形加工性といった特長を有する、錠剤・カプセル包装用防湿シートです。同製品は顧客の要望に応じた機能設計などが評価されています。
今回の開発品は、同特長はそのままに、原料の50%以上を植物由来へ切り替えた製品です。日本バイオプラスチック協会が定める「バイオマスプラ」マークも取得しており、今般、経営計画で「サステナビリティ向上の取り組みを強化」を戦略目標の一つに掲げるアステラス製薬に評価いただき、2021年10月から一部製品での商用生産への導入が始まっています。
同社は、三菱ケミカルホールディングスグループが掲げる中長期経営基本戦略「KAITEKI Vision 30」のもと、循環型社会の実現に向け、バイオマスプラスチック製品の拡充を進めています。同社は今後も、高い機能と環境性能を併せ持つ製品の開発・提供を通じて、持続可能な社会の実現やSDGsの達成に貢献します。
【詳細は下記URLをご参照ください】
・三菱ケミカル株式会社社 2021年11月1日発表
・三菱ケミカル株式会社 公式サイト
・アステラス製薬株式会社 公式サイト