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甲陽ケミカル、JIHFSの食品原材料GMP取得

グルコサミン、キトサンの原料供給を行う甲陽ケミカル(株)(本社大阪府大阪市、赫太郎社長)の境港工場(鳥取県)は、11日、日本健康食品規格協会(JIHFS)の「食品原材料GMP」の認証第一号企業となった。  同社は、今年2月に新工場を取得したが、3年前の工場設計時からGMP取得を視野に入れていたという。その背景には、(1)顧客に製薬メーカーが増え、受け入れ基準の要望が高くなってきたこと、(2)同社では欧米にかなり輸出を行っているが、最近、中国にGMP対応工場が増え、国際競争力をつける必要が出てきたということがある。  同社の武中大輔取締役は、「甲殻類を扱うので、生ものの衛生管理がGMPでどう問われるのか明確でなかった点が心配だったが、出願して半年以内に認可が下りて、正直、ホッとしている。とはいえ、取得して一段落ではなく、常に良いものを作り続ける継続の努力が必要。それが価値あることだと思う」とコメント。さらに、「自社だけでなく、健食業界全体でGMPを取得して、消費者に一般の食品なみに安全、安心と思っていただけるよう業界のレベルを上げ、足を引っ張る会社が出ないようにしたい」と業界にGMP取得をうながした。  また、同社では来年春までに全社的にISO9000番台の取得を目指した取り組みも行っているという。  なお、同社では国内でグルコサミンのシェアの6割、キトサンのシェアの1/3を獲得しているという。

2005年11月21日 17:27