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【米国】サプリメント業界連合が鳥インフルエンザ治療のためのサプリ利用に忠告

鳥インフルエンザ流行の兆しにメディアの関心が高まる中、25日にサプリメント業界の同業組合が製品の販売責任について声明を発表した。発表を行ったサプリメント業界の組合は、アメリカン・ハーバル・プロダクツ・アソシエーション(AHPA)、コンシューマー・ヘルスケア・プロダクツ・アソシエーション(CHPA)、カウンシル・フォー・リスポンシブル・ニュートリション(CRN)、ナショナル・ニュートリショナル・フーヅ・アソシエーション(NNFA)。また消費者に対して、ビタミンやミネラル、ハーブ、その他のサプリメント使用に伴う責任について改めて主張した。同組合は、鳥インフルエンザの治療もしくは予防に有効だとされる製品の摂取に関して消費者に注意を呼びかけている。  これら組合は、人々が鳥インフルエンザを懸念し、この死をももたらす可能性のある病気の予防を望んでいるが、今のところ鳥インフルエンザを予防もしくは治療する特定のサプリメントはないと公表。連邦の法律や条令はいかなるサプリメントも鳥インフルエンザを予防または治療できると宣伝してはならないとしており、サプリメント業界の組合は販売員・小売業者・消費者に以下のアドバイスをしている。 ・サプリメントの販売員・小売業者は鳥インフルエンザの予防・治療・治癒目的の製品の在庫および販売を拒否するべきである ・販売員・小売業者は、鳥インフルエンザを予防・治療・治癒するとうたうサプリメントの販売促進を控えなければならない ・鳥インフルエンザにかかっている恐れがある、もしくは病原菌と接触した可能性のある人は、直ちに医療専門家にコンタクトを取るべきである  大多数のサプリメントメーカーが上記のアドバイスを推奨している団体に属しており、アメリカ市民に高品質の製品を提供することを約束している。一方で、消費者には教育が必要で、医療専門家による治療が必要な健康状態に対して、日頃から敏感であるべきだと考えている。

2005年11月28日 17:36