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「食品の表示に関する共同会議」猶予期間2年設ける

厚労省と農林水産省は、11月29日に「第26回食品の表示に関する共同会議」を開催、加工食品品質表示基準の一部改正に対する意見募集の結果について発表した。意見はほとんど事業者・事業者団体から寄せられた。  6件と最も多かった意見は「改正に賛成」というもの。その他、「包材の在庫処理や表示切り替えのために2年程度の猶予期間を設けてほしい」といった意見が上がり、事務局も「2年程度の移行期間を設けることにした」と回答した。  また、「内容量の表示を一括表示部分に記載箇所を表示することにより、一括表示部分以外の箇所に記載できるようにしてほしい」という意見が出た。これは、内容量が納品先によって変わったり、セール期間中に内容量が変わることがあるからという理由のため、事務局も今回の改正に反映させると回答した。さらに事務局は委員から意見を求められ、「プライスラベルのような分かりやすい方法で記載することを認めていいと思う。別途記載する場合、内容量の記載場所を決めれば良いのではないか」とした。  委員からは「ラベルならいいが、背景と同色の印字では読み取れない」という意見が出て、事務局は「背景と違う色とすべきという原則がある」と応じた。ほかに、委員は「あくまで一括表示が原則で、特例を認めるということ。分かりやすい場所に記載すべき」という意見を挙げた。

2005年12月05日 19:34