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紙とプラ複合の中食・惣菜容器発売

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天然素材容器メーカーの松本(BAMLEE事業本部、横浜市栄区飯島町)は、中央化学(埼玉県鴻巣市)と共同で、簡便スリーブタイプのプラスチック/紙複合容器「ワンプラ折」シリーズを開発、1月から発売した。

ワンプラ折は、中央化学の高付加価値プラスチック容器「キャセロ」と、折りたたみ可能な枠板紙(マイクロフルート段ボール)を組み合わせた。折りたたまれた状態で納品された枠板紙を開いてスリーブ状にし、ここにキャセロをはめ込む。使用後は紙枠とプラ容器の分離も簡単だ。

枠板紙は竹皮柄、竹皮編柄、木目柄の3タイプを用意。キャセロの色(白、黒)や仕切りタイプ(3種類)を変えれば、18通りの容器バリエーションが展開可能。

両社はすでに昨年5月、やはりキャセロと板紙容器の異種素材を組み合わせた「ブック紙折箱」を共同開発している。プラ容器を使用することで、水気を多く含む温かい料理を直接入れることができるほか、透明蓋を採用し“視覚的な手作り感”も演出。電子レンジ加熱も可能だ。

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一方でワンプラ折は、当初からスーパーなどの小売流通業界を視野に入れ、中食・惣菜向けに特化して開発が進められた。このため前身の「ブック紙折箱」に比べコストパフォーマンスも実現。また外側の紙が折りたたまれた状態で納品されるため在庫スペースの圧縮が可能で、従来からの問題とされていたバックヤードの在庫負担も軽減できる。

同様のコンセプトを持つ容器は、外枠に発泡素材を用いるものが市場で見受けられるが、同社は紙素材の特徴も前面に積極的な攻勢をかける。