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「パッションフルーツ種子エキス」のアンチエイジング効果を国際学会で発表 /森永製菓

森永製菓株式会社は、健康分野における機能性素材の研究開発を推進してまいりました。その中で南米、東南アジアで栽培されるパッションフルーツ(クダモノトケイソウ、学名Passiflora edulis)の種子中に“ピセアタンノール(Piceatannol)※1”が多量に存在していることを発見し、この“ピセアタンノール”の血管弛緩作用、コラーゲン分解抑制・産生促進作用およびメラニン合成抑制作用を既に明らかにしております。

この度、2012年11月14~18日に米国カリフォルニア州サンディエゴで開催中の国際学会「第19回The Society for free radical Biology and Medicine’s」において初めてヒトが“ピセアタンノール”を含んだパッションフルーツ種子エキスを継続経口摂取した際の有効性を発表します。

“ピセアタンノール”はアンチエイジング素材として注目を集めている“レスベラトロール(Resveratrol)※2”と似た構造ですが、天然物中にあまり存在しない為、ヒトでの効果を検討することができませんでした。今回世界で初めてピセアタンノール濃度を高めたパッションフルーツ種子エキスの調製に成功し、安全で経口摂取可能な素材として加工できましたので被験者に28日間継続摂取させました。「老化」を切り口に動脈血管の柔軟性や血流量、肌および疲労軽減作用について効果を検討したところ、ヒトで有意な改善効果が見られました。また、培養細胞において血管老化の予防に重要な一酸化窒素(NO)の合成酵素をレスベラトロールより増加させる効果を見出しましたので合わせて発表します。

これらの研究成果は、“ピセアタンノール”を含むパッションフルーツ種子エキスを摂取することで、“レスベラトロール”に負けないアンチエイジング効果がヒトで期待できる可能性を示していると考えております。

同社では、来年の発売を目標に“パッションフルーツ種子エキス”を利用したアンチエイジング製品の開発を推進し、お客様に価値ある商品を提供していく予定です。

※1 別名 「3,4,3’,5’-テトラヒドロキシ-トランススチルベン」
※2 別名 「3,5,4’-トリヒドロキシ-トランススチルベン」、マウスやハエなどの様々な生物で、種を超えた寿命延長作用が報告され大きな注目を集めている。

※リリースの詳細は関連資料をご参照ください

【関連資料】
◎リリースURL/PDF
http://www.morinaga.co.jp/cgi-bin/company/newsrelease/mrg_cmp_readnews.cgi?no=101&view_y=2012

◎森永製菓株式会社:公式サイト
http://www.morinaga.co.jp/index.html

2012年11月19日 18:56

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