株式会社ファンケルは、お客様お一人おひとりが、年齢を気にすることなく、心身ともにすこやかに生きていく=Good Aging をかなえるために様々な研究を行っております。その一環として、同社の発芽玄米の研究から見つかった希少成分「PSG(ピーエスジー)※1」について、血管を健康に保つ作用を明らかにするため、動脈硬化のリスクを持っていると考えられる肥満かつ血中LDL コレステロール※2 値が高い日本人男性を対象にランダム化比較試験※3 で検証を行いました。
この結果、「PSG」を含むサプリメントの摂取によって、血中LDL コレステロール値及び体周囲長、皮下脂肪面積が有意に低下したことを確認しました。
なお、この研究は、医療法人財団 健康院「健康院クリニック」と共同で実施したもので、2014 年7 月1 日にスウェーデンのストックホルムにて行われた「International Society for the Study of Fatty Acids and Lipids 2014」において発表いたしました。以下に、研究の概要および結果をお知らせいたします。
研究の概要
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■研究の経緯・目的
日本における動脈硬化に伴う血管系の疾患は、がんなどの「悪性新生物」に次ぐ死亡原因であり、運動や食事など生活習慣の改善が予防につながると考えられています。しかし、現代社会において、このような生活習慣の改善は容易ではありません。
同社は、13 年にわたり発芽玄米の研究を続けている中で、発芽玄米の中から抽出された「PSG」という成分の機能性を追求してきました。これまでも同成分を配合したサプリメントを12週間毎日摂取することで、コレステロール値の低減などの可能性を見出し、動脈硬化のリスクが低減する可能性を報告してきました。今回は、腹部CT スキャンを用いた測定の解析を行い、体周囲長や腹部脂肪に関する検証を行いました。
■研究の方法
血中LDL コレステロールが140mg/dl 以上かつBMI が25kg/m2 以上の日本人男性51 例(平均年齢54 才)を対象に、PSG(30~50mg)を含むサプリメントを12 週間連続で摂取するグループ(以下PSG 群)と、プラセボ※4を摂取するグループ(以下プラセボ群)の2 つのグループに分け、 試験開始前後に身長、体重、体脂肪率の測定および採血を行いました。また、腹部CT スキャンにより体周囲長、体脂肪面積、内臓脂肪面積を測定しました。
【お問合せ】
IR・広報グループ
池谷佳子・佐藤竜介
045-226-1230
※詳細は下記URLをご参照ください
◎株式会社ファンケル 2014年7月9日発表
http://www.fancl.jp/company/news/pdf/2014.07.09psgkenkyuurelease.pdf
◎株式会社ファンケル オフィシャルサイト
http://www.fancl.co.jp/index.html