健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

ビフィズス菌を含む乳酸菌飲料の継続摂取が機能性消化管障害患者の消化器および心理症状を改善/ヤクルト

株式会社ヤクルト本社では、東邦大学医療センタ一大森病院総合診療・急病センターセンター長瓜田純久教授らとの共同研究として、機能性消化管障害の患者を対象に、ピブイズス菌「ピフィドパクテリウムピフィダムYIT 10347」 (以下、B.ピフィダムY株) を含む乳酸菌飲料の飲用試験を実施しました。その結果、機能性消化管障害患者の消化器症状および心理症状を改善する効果が確認されました。
なお、本研究成果は、科学雑誌「Bioscienceof Microbiota, Food and Health」の電子版(1月21日付)に掲載されました。

1. 背景
機能性消化管障害は、炎症などの器質的な異常がないにもかかわらず、胃がもたれる、胃が痛む、下痢や便秘を繰り返すなどの不快な症状が表れる疾患です。2013年には、機能性消化管障害の中でも胃に不快な症状が表れる「機能性ディスベプシアj が保険病名を獲得するなど、日本においても関心が高まっています。
本疾患は生命への影響はないものの、生活の質(QOL:Quality of Life)の著しい低下を招き、重症者では仕事にも支障をきたすことから、社会的に大きな問題となっています。実際、消化器科を受診する人の約50協は機能性ディスベプシアだと言われています。機能性消化管障害は、器質的な病変や血液生化学検査において異常が認められないことから、患者が納得・満足し得るような自覚症状の改善が最も重要となります。また、患者の負担軽減、医療費削減という点からも、食品を用いて症状を改善させることは望ましいと考えられます。
同社独自のピブイズス菌B.ピブイダムY株は胃に効果が期待できるプロバイオティクスとして、これまでにピロリ菌抑制効果、胃粘膜傷害抑制効果、ピロリ菌陽性者における胃不定愁訴改善効果などが報告されています。そこで、B.ピフィダムY株を含む乳酸菌飲料の継続摂取が、機能性消化管障害患者の消化器および心理自覚症状に及ぼす影響を調べるため、東邦大学医学部と共同で臨床試験を実施しました。

2.研究の内容
通院・治療しでも症状が改善されなかった重症の機能性消化管障害患者37名(男性18名、女性19名、平均年齢52.6±17.5歳) を対象に臨床試験を実施しました。被験者にB.ピフィダムY株を1本に10億個以上含む乳酸菌飲料を1日1本(100ml)、4週間飲用してもらい、飲用4週間後および飲用を中止してから4週間後の消化器自覚症状、心理自覚症状およびストレスマーカーの検査を行いました。

3. 結果
( 1 ) 消化器自覚症状( 腹痛、下痢、便秘、消化不良)
被験者の消化器自覚症状は、「GSRS※1:Gastrointestinal symptom rating scale」 および「FSSG※2 : Frequency scale for the symptom of GERD(Gastroesophageal reflux disease)」により評価しました。

B.ピブイダムY株を含む乳酸菌飲料を4週間飲用した後は、飲用前と比較してGSRSの腹痛、下痢、便秘のスコア、FSSGの消化不良スコアが有意に低値を示し、これらの症状が軽減されました。

※ 1 : GSRS (消化器疾患症状尺度)は消化管症状を評価する15項目からなるアンケートであり、スコアが低いほど症状が改善していることを示す。質問項目は酸逆涜症状(2項目)、腹痛(3項目)、消化不良症状(4項目〉、下痢症状(3 項目〉および便秘症状(3項目〉に関する項目に分類される。
※2 : FSSG (胃食道逆涜症状尺度〉は、消化管症状を評価する12項目からなるアンケートであり、スコアが低いほど症状が改善していることを示す。質問項目Lこは酸逆涜症状(7項目)と運動不全(もたれ)症状(5項目)に関する噴目に分類される。

( 2 )心理自覚症状(イライラ(怒り)、活気)
被験者の心理自覚症状は、「POMS※3 : Profile of Mood States」短縮版により評価しました。
B.ピフィダムY株を含む乳酸菌飲料を4週間飲用した後は、飲用前と比較して「イライラ感(怒り)」のスコアが有意に低値を示し、また、「活気」のスコアが高値傾向を示し、これらの症状が改善されました。※3 : POMS短縮版(気分プロフィール検査)は、気分、心理症状を評価するための30項目からなるアンケートであり、質問項目は「緊張」「抑うつ」「怒り」「活気」「疲労」「混乱」に関する項目〔各5項目〉に分類される。「活気」に関するスコアは高いほど、それ以外はスコアが低いほど気分、心理状態が良いことを示す。

( 3 )ストレスマーカー
ストレスにより上昇することが知られている唾液中のコノレチゾーノレ濃度を測定したところ、B.ピフィダムY株を含む乳酸菌飲料を4週間飲用した後は、飲用前と比較して有意に低値を示しました。

 

※詳細は下記URLをご参照ください。
◎株式会社ヤクルト本社 2015年1月29日発表
http://www.yakult.co.jp/news/file.php?type=release&id=142249883771.pdf

◎株式会社ヤクルト本社 公式サイト
http://www.yakult.co.jp/

2015年01月29日 15:59

健康・美容イベント情報

第92回 東京インターナショナル・ギフト・ショー 秋 2021、第10回 LIFE×DESIGN
2021/10/13(水)~15(金)
東京ビッグサイト 西展示棟・南展示棟

【オンラインセミナー】
第7回 Tie2・リンパ・血管研究会 学術集会「ストレスと血管」

2021/10/15(金) 14:00~16:00
主催:Tie2・リンパ・血管研究会 事務局(食品化学新聞社内)

ビューティーワールド ジャパン ウエスト(第16回目)
2021/10/18(月)~20(水)
インテックス大阪 2・3・4・5号館

からだケアEXPO[大阪]’21 第1回 健康施術産業展【オンライン展示会有り】
2021/10/27(水)~29(金)
インテックス大阪

FOOD展2021
2021/10/27(水)~29(金)
東京ビッグサイト 青海展示棟